介護職の働き方

【介護職】が、人生100年時代を生き抜くための唯一の方法。

【介護職】が、人生100年時代を生き抜くための唯一の方法。

どーも、しゅんです。

今日は、「人生100年時代を生き抜くための方法」についてお話しします。

私は介護施設の経営をしているので、毎日高齢者の方とお話しをしているのですが、弊社では利用者様の平均年齢が大体85歳前後なんですね。

よく「これから人生100年時代になるぞ」と言いますが、介護施設を見る限り、「すでに100年時代になってるよ!」というのが私の意見です。

そして、介護施設に入所されている人でいうと、そこにはお金の問題が必ずついてきます。施設を入所して利用するための家賃や食費は誰が払っているんだという話です。

生々しい話ですが、それが本人の年金で賄われれている場合もあれば、子供さんが負担している場合もありますし、兄弟が負担したり、または生活保護の方もいらっしゃいます。

では、私たちが80歳、100歳になったときには、そのお金のことはどうなるんだろうかと考えたことはありますか?

そもそも私たちは、何歳まで働かないといけないんだ?とか、ちゃんと老後のお金は貯蓄できるんだろうか?とかいろいろ課題があると思います。

今日は、人生100年時代を生き抜くための方法を、リンダ・グラットン教授が書いた「ライフシフト100年時代の人生戦略」の内容をもとにお話ししていきますので、

老後のことを少しでも心配している方、ぜひ最後まで読んでみてください。

では、いきます。

10年で寿命が2年以上伸びている

【介護職】が、人生100年時代を生き抜くための唯一の方法。

リンダ・グラットン氏著書のベストセラー「ライフシフト100年時代の人生戦略」には、

2007年に生まれた子の50%は107歳まで生きる

と明確に書いてあります。

この根拠としては、10年で寿命が2年以上伸びているということがあるようです。

そしてさらに、グラットン教授は、人生は大きく分けて、3ステージに分かれると言っています。

です。

では、これから寿命が延びていくとどうなるんでしょうか?

それは3つのステージのうち、『仕事』のステージが長くなります。

なぜそうなるかというと、いわゆる長生きによる「生存リスク」に備えないといけないからです。

グラットン教授は、仕事のステージで、毎年年収の10%を貯蓄し、引退後年収の半分で生活したとしても、100歳まで長生きした場合、80代まで働かないと資金が枯渇すると言っています。

つまり、寿命が延びれば、延びるほど、『仕事』のステージを長くしないといきていけないということです。

すでに今40歳前後の人は、100歳くらいまで生きることを前提に人生設計をしないといけないということです。




そう、まさに私です。

60歳になっても『仕事』のステージ

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これだけ長寿になると、健康寿命も伸びます。

 
健康寿命は、女性で74.79歳、男性で72.18歳(厚労省調べ)となっております。

もし会社の定年が60歳だったら、それは少し時代錯誤だと思っています。

さらに経産省調べで、働きたいと思っている65歳以上の人は、なんと63%もいます。それなのに現状、就業している65歳以上の人は、10%ほどです。

このような客観的データをみて思うことは、人材不足のこの時代こそ、高齢労働者は必要です。

介護施設で考えてみると、高齢労働者にとって介護職の仕事をそのままやるとなると、やはり肉体労働の側面が強いのできついかもしれません。

仕事を細分化し、ジョブ型的に仕事を再分配すれば、高齢者でも働くことは可能です。

例えば、弊社では、60代、70代の方が、調理や掃除や庭の手入れなどの仕事をしています。

勤務時間も1,2時間の方もいれば4,5時間の方もいます。

そういう意味で、終身雇用が当たり前であった60歳で定年と言われてた時代の固定観念を捨てて、

高齢労働者リテラシーを、スタッフ一人一人が身につけないといけないなぁと思います。

ちょっと話がそれましたね。

有形資産より無形資産

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ここまでは、

・寿命が延びて100歳まで生きることが当たりまえになる

ということと、

仕事のステージが延びて60代70代になっても働かないといけなくなる

ということをお話ししました。

そして、その上でグラットン教授はこう言います。

人生100年時代においては、「無形資産」を蓄積すべき


ということです。

平均寿命が短い時代は、3番目の『引退』のステージを生き抜くために、お金やモノという、有形資産を蓄えることが合理的でした。

しかし、超長寿時代には、お金はいくら貯めても追いつきません。

即ち、『仕事』のステージをいかに長く走れるかということを第一に考えないといけないということです。


その、より長く働くためにも、無形資産が必要だとグラットン氏は言うわけです。

無形資産は3つあります。


です。

▼生産性資産とは
これは、生産性を高めるための構成要素。つまり、知識やスキルのことです。


▼活力資産とは?
これは、自身の活力となるもの。つまり、肉体的・精神的健康や、家族・友人関係などです。


▼変身資産とは?
これは、大きな変化に対応するための、人的ネットワークや、新しい経験に挑戦する意欲や思考のことです。


そして、この中で最も重要なものが『変身資産』です。



寿命が短い時代、老後の『引退』のステージでは、実は 人的ネットワークや、新しい経験に挑戦する意欲や思考などという変身資産は本来必要ありませんでした。


しかし、これからの時代、長い老後を生き抜くためには、あらゆる変化に対応していかなければなりません。

変形資産を蓄積していく

【介護職】が、人生100年時代を生き抜くための唯一の方法。

100年時代を生き抜くための方法は、

結論、

変形資産を蓄積していくこと

とはいえ、どうすればいいのか?

まずは、意識的に「組織」ではなく「個人」にフォーカスし、会社の中でのキャリアプランではなく、個人としてのキャリアプランを考えてみてください。

つまり、今の仕事を辞めたら、ほかに自分はどんな仕事に就くことができるか?と考えるとわかりやすいです。

例えば介護の仕事であれば、70歳になってまで、夜勤をしているのは考えにくいです。であれば、介護ではない何ができるかを考えてみる。

調理ならできるかもしれない、掃除ならできるかもしれない、もしくは調理も掃除もそのスキルは持ち合わせてないかもしれない。

では、事務仕事はどうでしょうか?パソコンが使えないとしたらそれは、もう致命的かもしれません。

ようするに変化に対応できる個人のスキルを身につけるということです。

厳しいようですが、変わらないことで得られる目先の安定とはおさらばです。

そして、できるだけ変わり続ける。

新しい人に出会ったり、新しいことに挑戦するという『変身資産』を形成していくことが人生100年時代を生き抜く上での鍵となります。

時代の流れが本当に早いので、今新しいことに挑戦しても、10年後には使えないものになっているかもしれません。だからこそ、常に日々新しいことを探して行動してみる。

そんな時代を私たちは生きているんだと思います。一緒に頑張りましょう。私も頑張ります。

ではまた。

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