ミスをして、落ち込んでしまいます・・・。
ミスは誰にもあるものです。落ち込む原因とその対処法についてお話したいと思います。
介護の仕事をしていて、誰にでもミスはつきものです。そして、そのミスにより、多くの方が落ち込むと思います。
- 「どうせ自分なんて…」
- 「やっぱりこの仕事向いてないな」
- 「あのときどうすればよかったんだろう…」
などと、考えてしまう。
僕もそうでした。頑張ったけど、ミスしてしまった。認められない。ミスばかりで、臆病になる。
しかしそれは、考え方と行動を少し変えるだけで、見え方が変わることに気付きました。
まずは、自分を受け入れる。現実を受け止める。それから気持ちを切り替えるという方法が有効です。
- なぜ落ち込んでしまうのか?
- どのように考えれば落ち込まないか?
- 落ち込んだ気持ちを切り替える方法
本記事では、落ち込んでしまう原因と、その後気持ちの切り替え方法にについてお話ししたいと思います。
落ち込んでしまう介護職員の特徴とは?
まず、落ち込んでしまう人の特徴は、自分を過大評価している可能性が高いです。
落ち込む人は、他人の評価との狭間で
- 「自分はこんなに頑張っているのに…」
- 「なんで上手くいかないんだ…」
- 「自分はダメな人間だ…」
などと考えたり、人に会ってなぜか劣等感を感じてしまう。
これは、理想の自分と現実の自分との間にギャップを感じてしまうことになり、結果、落ち込んでしまいます。
とにかく
- 自分を過大評価しないこと
- 他人に期待しないこと
自分の評価と他人の評価にギャップが生じてしまうことで、落ち込むことになるからです。
芸人の明石家さんまさんがある時、こんなことを言っています。
俺は、絶対落ち込まないのよ。
落ち込む人っていうのは、自分のこと過大評価しすぎやねん。過大評価しているから、うまくいかなくて落ち込むのよ。 人間なんて、今日できたこと、やったことがすべてやねん
まさに、このことです。今日できたこと、やったことが全て。私自身すごく共感しました。
つまり期待(他人の評価)とは実態のないものであり、自らが勝手に作り出したもの。
まさに今日できたこと、やったことをそのまま見つめることが重要だと思います。
仕事で落ち込まないためのアナ雪マインドセット
今日やったこと、今日出来たことが全てと言う考え方は、ずばり、ありのままを受け入れるというマインドです。
「ありの~ままの~♪」
まさにアナ雪マインドセット!
これは「自己受容」といいます。そもそもミスはつきものですし、今の自分が完璧なわけではないので、ありのままを受け入れてみましょう。
たとえば、
- 仕事の優先順位の不一致で怒られた
- 業務をうっかり忘れてしまった
- 利用者様が転倒した
- 気が付かなかった
- 段取り不足だった
- 約束を忘れた
上記のようなことがミスとされたりします。
実際に、介護の現場で具体的に例を挙げると
- 利用者様の話を聞いていたら他の業務が押してしまった
- 汚物入れ(ゴミ箱)を捨て忘れてしまった
- 声掛けをせずに場を離れてしまった
- 利用者様との約束を忘れてしまった
- 利用者様が転倒してしまった
- パット交換を忘れてしまった
- 薬の準備を忘れてしまった
他にもたくさんのことがありますが、介護職がミスをすると多くは他の職員に業務負担が直結するので、落ち込む人の気持ちも分かります。
理不尽な人もいますが、まずは、
自分がいけなかったな、という、ありのままを受け入れることを行ってみて下さい。
では、『次に向かうために』気持ちを切り替えるには、どのように行動すればいいのでしょうか。
次はその対処法についてお話します。
落ち込んだ人が気持ちを変える3つの方法
落ち込んでしまうことは、仕方がないことだと思います。
予期せぬことで、災難が降りかかったり、気の緩みでミスが起きたりと、そもそもミスを起こさないことの方が、難しいと思います。
いつかは、落ち込むようなことが起きるのも事実。
では、もし落ち込んでしまったとき、どのようにリカバリーすればよいかをお話します。
気持ちの切り替え方を3つ紹介します
1.ミスを認める
仕事でミスをして落ち込むののは、すごくよくわかります。僕も過去を振り返れば、悔しくて、情けなくて、涙を流す経験も幾度としました。
しかし、ミスして落ち込んでいても、何も状況は変わらない。
むしろ仕事では、その挽回に向けて、次にどのような一手を打つかが問われます。こぼしたコーヒーは元にはもどらないのです。
ですので、そのためにも
失敗を認めましょう。
たったこれだけのことです。
たったこれだけで頭を切り替えることができます。頭を切り替えるためには、一度、終わらせないといけません。
それが「失敗を認めること」だと言えます。
「起こってしまったミスは仕方がない。次にどうしようか。」ということが、切り替えるということです。
2.いつまでも考えすぎない
いつまでも考えてしまうの原因は、
- この状態から逃れたいと思っている
- 恥ずかしいという感情がある
- また怒られたらどうしようなどと考えている
このような考えや感情があるがゆえに、いつまでもそのことを引きずってしまいます。
しかし、考えたところで、起きた事実は変えられません。
ということは、そのような考えや感情に引っ張られたところで、何の意味もないということです。
そのようなことに時間を使うのは勿体ないと、言い聞かせて、終わったことへの感情は捨てましょう。
3.めちゃくちゃ仕事するか、プライベートで運動をする
最後は、マインドセットではなく、アクティビティです。
これがとても効果的な方法です。
悩んでいるときは、動きが止まりがちです。
逆を言えば、動いているときは落ち込む隙がありません。
そこで、落ち込む暇がないくらい動いてみましょう。
僕の場合は、仕事ではそのような時、デスク周りの掃除やトイレ掃除を積極的にしたり、利用者様とのコミュニケーション時間を増やしたりし、体を動かしています。
もちろんプライベートで運動をしたり、外出をしたりすることも効果的です。
海外では「キープ・ビジー」と言い、落ち込んだ時、悩んだ時ほど忙しくしなさいと言われています。
まとめ:落ち込まない練習をしよう
落ち込まないためには、
自分を過大評価せず、ありのままを受け入れる(自己受容)
そして、落ち込んでしまったときは、
①自分の失敗を認め、②それ以上考えすぎない。そして、③体を動かして、気持ちを切り替える。
自分自身の気持ちが今どういう状態なのかを客観的に知ることがとても重要です。
「落ち込む必要はない」という気持ちになれれば、それはとても生きやすくなるかもしれません。
しかし、そのためにも感情のコントロールや、考え方の練習が必要です。
メディアに出ているような有名社長さんらも、僕たちと同じように失敗を繰り返し、感情のコントロールをしながら、次の手を考え、成長へと導いています。
ですので、何も落ち込むことはありませんし、落ち込んだことでさらに落ち込むことはないのです。
テレビ番組や、本などを通じ、他人の失敗体験や成功体験に触れることも、落ち込まない練習になると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました(*’ω’*)