現場も忙しく、残業ばかりで疲れます。
リーダーの仕事は本当に疲れますよね。すこしでも仕事が早くなる習慣をお伝えできればと思います。
介護の現場で、管理者やリーダーと呼ばれる人は、とても過酷だと思います。
なぜなら、介護現場で管理者リーダーと呼ばれる人達の多くはプレイングマネージャーだからです。
つまり、他のスタッフと同じように働きながら、マネージャーの仕事もこなさなければなりません。
ただでさえ、一日中仕事があるのにも関わらず、さらにマネージャーの仕事が乗っかってくるので、
多くのリーダーと呼ばれる介護職は、残業をしたり、自宅で仕事をしたりしているはずです。
- 勤務シフトを組んだり
- 計画書をつくったり
- 何かの一覧表をつくったり
- 業務スケジュールを組み直したり
こまごましたやることが、いろいろあります。
まぁ、リーダーはそんなものだと言えば、それまでですが、それでも
「できれば早く仕事を終わらせたい」と思うはずです。
そこで今回は、仕事が早いリーダーの仕事術についてお話します。
1つでも実践していただければ、チーム・職場にとっても良い影響があると思いますし、
もちろんあなた自身にも良いはずです。
では、いきます。
仕事が早いリーダーは部下に仕事を任せる
仕事が早いリーダーの仕事習慣、1つ目は、
部下に仕事を任せる
これ、分かっていても、なかなかできないんですよね。
なぜなかなかできないかというと、
- 部下に任せて思うような結果が出なかったらどうしよう
- 自分でやった方が早い
このような思いがあるからです。
部下に仕事を任せるっていうのは、ものすごく難しくて、意識してなかったら、気付いたら自分でやってしまったりしてるんですね。
実際、部下に仕事を任せたつもりで、たとえば「この企画の計画書を、いついつまでに作ってね」と言ったとしましょう。
で、部下が聞いてくるわけです。
- これコストがこのくらいかかるんですが、いいんですかね?
- 担当者の割り振りですが、誰がいいですかね?
- 日程はいつにしたらいいとかありますか?
- パソコン打てないんで、手書きでもいいですか?
なんなら最後に、「これ私がしなきゃいけないんですか?」といわれ
「あーーー、もういい!」
「うちがやるから置いといて!」
ってなったりするんですね(笑)
この経験を1,2回するだけで、部下に仕事を任せるのがめんどくさくなったりします。
これ実は、部下を一人前に育てるという重要な仕事を放棄した結果、このようなことが起きるんですね。
リーダーの重要な仕事のひとつは、部下を一人前に育てるということです。
その為には、何度となく部下に仕事を任せなければなりません。
失敗を成功を繰り返すのでフォローも必要となりますが、この過程なくして仕事を任せるということは成し得ません。
リーダーが仕事を自分で抱え込み、いつも忙しく、一歩上の仕事が出来ないのと同時に、
部下も仕事を任せてもらえずモチベーションが下がるという悪循環が起きてしまいます。
仕事が早いリーダーは、部下に仕事を任せます。
最初は手間がかかることはもちろんですが、その時間を投資することで、
部下がその仕事を出来るようになり、あなたはリーダーとして一歩上の業務に集中できるようになります。
自転車も練習すればいずれ乗れます。パソコンも練習すれば、いずれすらすら文字打ちが出来るようになります。
それと同じように、部下に仕事を任せるといことです。
仕事が早いリーダーはチーム戦を好む
仕事が早いリーダーの仕事習慣2つ目は、
団体戦を好む
ということです。
これは、先ほどの「部下に仕事を任せる」と考え方は似ていますが、リーダーは、自ら時間を作り出さなければいけません。
簡単に言えば、リーダー1人で5つの仕事をこなすのに50分かかるのであれば、5人のチームの一人一人が1つの仕事をとれば、
単純計算ですが、10分で終わることになります。
50分÷1人=50分
50分÷5人=10分
仕事が早いリーダーは、仕事をチーム戦で挑み、時間短縮を心掛けます。
例えば、イベントの企画書を作る際に、一人で企画書を作るとかなりの時間がかかります。
その時におすすめのやり方は、決めないといけない項目を分けて、チーム一人一人に仕事を振るということです。
- 内容を考える人
- 役割担当を考える人
- 準備リストを考える人
というような形にすると、決めないといけない複数の事項を同時進行出来ます。
これ、意外とやれてないリーダーは多いと思います。
少し、バケツリレーに似てるかもしれません。
一人で往復するより、複数で分割してゴールを目指した方が、効率化がされ、仕事が早く終わります。
仕事が早いリーダーは、重複している仕事がないか、仕事を抱え込んで動きの取れない部下はいないか、注意してみていたりします。
よくよく探してみると、重複している仕事ってあったりします。
- 管理簿が細分化されすぎて、あっちこっちにファイリングされている
- ゴミ箱がやたら多いため、ゴミの回収に手間がかかる
- 1つの記録を複数の媒体に記録している
- 部下同士が同じ仕事を別々にしている
このようなことに気付いて、仕事と整理し、効率化を図ります。
いわゆる、全体を把握する「鳥の目」、細かく観察する「虫の目」、流れを感じる「魚の目」、
この3つの目で、仕事を見ていく必要があります。
仕事が早いリーダーは早く来て早く帰る
仕事が早いリーダーの習慣3つ目は、
早く来て、早く帰る
ということです。
何度もいうように、介護職のリーダーの仕事は、プレイングマネージャーです。
プレイヤーとして働く時間と、部下をマネジメントする時間があります。
つまり、部下がいれば相談事や指示待ちが起こり、リーダーとしての仕事が自動的に始まってしまいます。
では、それから回避するためにはどうしたらいいか。
部下と同じ時間に出勤することを辞めるということです。
部下と同じ時間に出勤したら、それだけですでに最初の1歩が遅れます。
例えば、出社中にやるべきことを思いついても、良いアイデアをまとめようと考えても、着いた途端に、部下からあれやこれやと相談を持ち掛けられたりして、
結局、出社中に思いついたことが出来ずじまいになったりします。
そこで、仕事の早いリーダーは、1時間前や30分前に出社します。
「給料が出ないのに何で早くこないといけないんだ!」というような無駄な議論はあえてしません。続けます。
部下より早く出社すると何がいいかというと、やはり相談事や指示をすぐに出すことがないですし、電話などもありません。
その時間を使って、その日の仕事の全体像を掴み、スケジュールチェックや、雑務を終わらせることで、現場にすぐ指示が出せる状態を作れます。
これをしておくと、後から出社してきた部下を待たせることがなく、話を聞く体制がとれ、指示がだせ、組織として最短距離で仕事に向かえます。
また、朝、雑務を終わらせることで、定時に帰ることが出来やすくなりますし、
リーダーが定時に帰ってくれると、部下も帰りやすいので、組織全体のパフォーマンスも上がります。
一方、仕事の遅いリーダーと言えば、
朝、定時どころか少し遅れてきたりします。その上、話し上手で、無駄話ばかりをする人だったら、目も当てられません。
そんなリーダーに「頑張れ」と言われても、
ヘビースモーカーでメタボな人に「タバコはやめた方がいいよ。暴飲暴食は体に良くないよ」と言われるくらい頭に入ってきません。
やはりリーダーは、一歩先を行く人であってもらいたいと思います。
まとめ
以上が、仕事が早いリーダーの仕事習慣でした。
介護現場のリーダーの仕事は冒頭でお話したように、プレイングマネージャーという立場です。
プレイヤーとしてもマネージャーとしても、その精度を求められます。
しかし、多くのリーダーが、一日のうちのほとんどをプレイヤーとして時間を使っていると思います。
ですので、今回紹介した3つの仕事習慣で、どれか1つでも実践していただき、少しでも充実したリーダー業を送っていただきたく思います。
ほんとね、リーダーは時に孤独だったりしますし、上司と部下、場合によっては、社長と部下との板挟みでもあったりするので、
何かと苦労があると思います。
それでも、あなただからその仕事を任されてる、あなたならその困難も乗り越えられる、それゆえに、今のあなたの立場があるので、
ストレスを感じたとしても、それをばねにして、優秀なリーダーになってもらいたいです。
是非とも、一緒に頑張りましょう。
最後までよんでいただきありがとうございます(*’ω’*)