上司がほんと無能で腹が立ちます。
気持ちはわかりますが、愚痴を言っても何も変わりません。むしろ、人生にとって悪いことしか起こりません。
- 「うちの会社はブラックだ」
- 「上司が無能だ」
- 「社長はなにもわかってない」
- 「なんであいつが評価されるんだ」
例えば、仕事終わりに駐車場や、居酒屋などでこんなことを言っている光景をよくみます。
はっきり言って、少なくとも私の周りで、不平不満ばかり口にする人で、大成した人を知りません。
そして、介護の現場ではこのような人が、少なからず転職を繰り返す傾向になります。
本記事では、愚痴を言う人が成功しない理由についてお話します。
また、動画後半では、転職を繰り返してしまうプロセスにも触れますので、是非最後まで読んでいただければと思います。
この記事を読むと、明日から愚痴を言うことがどれだけ自殺行為なのかがわかりますので、是非参考にして、実践していただければと思います。
動画で確認したい方はこちらへどうぞ↑
非論理的人間である
愚痴を言う人が成功をしない理由1つ目は、
非論理的な人間
だからです。
不平不満を言う人は、大抵その当事者にではなく、仲の良い同僚、聞いてくれそうな人に言います。
この原因は、直接本人に言う勇気がないというだけではなく、改善点を考える思考や能力がないことにあります。
私も、たまにスタッフから
- 「これがこうこうこうで、難しいと思います」
- 「みんな文句ばかりで、ことが先にすすみません」
などと、愚痴のような相談を受けますが、
「だったら、どうしたらいいと思う?」と聞き返すようにしてます。
すると、「わかりません」という回答が返ってくることが多いです。
つまり、不平不満は言うけど、改善案はないということです。
本当に不満ならその怒りや苛立ちの感情に邪魔されることなく、その状況を変えるために、客観的に物事を捉え、改善策・解決策を講じなければなりません。
つまり、不平不満を言う人は、感情に支配されがちで、非論理的な思考の持ち主という扱いを受けてしまいます。
そのような人を会社は必要とするでしょうか。
それよりもたとえ不平不満を言ったとしても、
「私は、こうするべきだと思います」
と言える人の方を必要とするのが、自然なことだと思います。
自己中心的な人物と思われる
愚痴を言う人が成功しない理由その2は、
自己中心的だから
ということです。
不平不満というのは、「他人の行動や、起きたことに対する自分の感情」です。
不平不満とは、物事が自分の思い通りにいかなかったときに出てしまいます。
逆に、自分が満足した結果になれば、不平不満は言わないと思います。
相手がいれば、相手が自分の思うように動いてくれなければ、「あいつはダメだ」「気に食わない」という感情に結びつきます。
これどういう思考かというと、
「自分は間違ってない。間違ってるのは相手だ」
と考えてるんですね。
相手の価値観フル無視で、自分の期待値を押し付けて、自分は変わろうとせず、相手だけを変えさせようとする。
これは、完全な自己中です。
逆に相手から「あの人に言われたくないわ」と陰口を言われることもあるでしょう。それは相手も「自分は間違ってない」と思ってるパターンですね。
もはや不毛な戦いです。
決断力がない
愚痴を言う人が成功しない理由3つ目は
決断力がない
ということです。
これね、本当恐ろしいことが世の中の会社で起きてます。
例えば
- 「うちの上司はだめだよ」
- 「うちの会社はだめだ」
- 「やってらんないよ」
と言ってる人。このような人に一言、
「そのダメな上司、だめな会社に使われているあなたは、さらにどうしようもない人間ですね(笑)」と突っ込みを入れてみて下さい。
そんなダメな会社だと分かってるのにもかかわらず、その会社にいるわけなので、その決断力の弱さはかなりのものです。
「こんな会社辞めてやる」といつまでも愚痴を言いながらも辞めないのは、よくある光景ですよね。
決断力のある人は、「ここではいけないな」と思って、自分で決断し、ひっそりと辞める人が多いです。
「え?なんであの人が急に??」と思った経験はありませんか?
逆に決断力がない人が辞める場合には、散々周りに愚痴を言いながら、長い期間をかけた末、辞めていくので、
「やっぱり辞めたね」という印象になります。
これは、辞めるのがいいとか悪いとかいう話ではなく、自分の置かれた環境を考えて、即時決断できる力があるかないかということです。
そこには大きな決断力の差があるということです。
時間の無駄遣い
愚痴を言う人が成功しない4つ目の理由は、
時間の無駄遣いをする
からです。
不平不満を言うだけは、何の生産性もないです。言っただけでは、何も変わらないからです。
ましてや、聞かされる側もその無駄な時間がかかってしまいます。なので、有能な人は、不平不満を言う人から遠ざかったり、適当に返事をして、依存されないように上手く距離をとります。
そうなると、必然的に愚痴を言う人にの周りには、愚痴っぽい人しか残らなくなるんですね。
こうなると「愚痴ループ」から出られなくなります。複数人になると不平不満は増幅されより不平不満が言いやすくなったり、強くなったりします。
その理由に、
「よし、一人じゃ言えないけど二人なら、上司に言える!改善案を伝えにいこう!」
なんて人なかなかいないですよね。
転職を繰り返すプロセスとは?
では、冒頭でお伝えした、転職を繰り返すプロセスについてお話します。
とても単純です。
愚痴を言うと必ず本人に伝わります。
これは原理原則だと思って下さい。
例えば、私は介護施設の経営をしてますが、社長の私への陰口は、誰が何を言っていたかまで、なぜかまわりまわって、全部入ってきます。
これは、スタッフにとっては信じられないかもしれませんが、全部聞いてます。
もしあなたが上司の陰口を言ったとすると、上司も人間なので、自分の陰口をいう人に何かをしてあげたいとは思いません。
これは、自分の権利を掲げ、自己主張する職員に対しても同じことが言えます。
その職員に対しても、どこか事務的な対応となり、声をかけても表面的となり、そのうちコミュニケーションも減ります。
そしてその社員自身もその上司の対応を敏感に感じ、ますますギクシャクしてきます。なんとなく居心地がわるくなるんです。
すると、その職員は「仕事がおもしろくない」と思い始め、割り切った働き方をします。
それゆえ成果も出ず、周りからも距離をおかれ、立場が悪くなります。
次第に休みがちになり、会社との距離が広がり、やがて転職を考えるようになる・・・。
これは、パターンの話です。どこの職場にいってもこのような思考の方は、このパターンにハマります。
つまり、入口は、陰口。不平不満なんですね。
自分では軽々しくしてることが実は自殺行為なんです。
自分の発言がどういう結果を招くかという、想像力が欠けているとも言えます。
愚痴を言わないための対処法
これまでは、愚痴を言う人が成功しない理由を紹介しましたが、ではどうすればそこから抜け出せるのでしょうか?
もちろん誰にでも「ムカッ」とくることはあります。
なので、その感情をどう修正するかがポイントです。ポイントは2点あります。
1つ目は、
その不満に思う人、また状況と、距離を置くということです
例えば、
- テレビをみて「最近のテレビはおもしろくない」とか、
- SNSをみて「あの人の投稿自慢ばっかり」とか、
愚痴を言う人がいたとします。そしたら私は、
「見なきゃいいじゃん!」って突っ込みたくなります。
職場だとなかなかそうはいかないですが、出来るだけコミュニケーションをとらないようにするとか、うまく会話でかわすようにするということです。
そして、2つ目の方法が
その不平不満を解消するには、自分は何をしたらいいかを考えるということです
先ほどの、愚痴を言う人は成功しない理由の1に挙げた、非論理的思考の逆ですね。
相手を変えようとするのではなく、自分がどう変わったらいいか、自分がなにをしたらいいか論理的に考えるということです。
例えば、
- 「まだ報告がない」
- 「なんで折り返しの連絡がないんだ」
- 「あの件はどこまで進んでるんだ?」
と、イライラするくらいなら、自分からさっさと連絡して、聞けばいいんです。
相手が自分の期待値を超えてこないなら、自分から動けばいいんです。この癖をつければ、相手の動きを待って、イライラすることが少なくなります。
まとめ
以上が、愚痴を言う人は成功しない4つの方法でした。
今回は、あえて愚痴を言うことに対して、厳しくお話させていただきました。愚痴は、誰でも簡単に口にしてしまうものだと思います。
それでも、愚痴を言うだけの人には決していいことは起こりませんので、できるだけ愚痴を言わないよう、改善に向かわせれるよう、練習してクセ付けしてほしいなと思います。
では、最後にまとめます。
- 非論理的な思考
- 自己中心的
- 決断力がない
- 時間を無駄遣いする
ということでした。
- その人や状況と距離をとる
- 自分がどんな行動をすれば解消するか考える
ということでした。
愚痴を言っても何らいいことはありません。
ましてや仲間で募って愚痴大会をすればするほど、あなたの成功は程遠いものになります。
そんなことに時間を使うより、どうやったら改善できるかということを考えるだけで、問題を解決する力も付きますし、何よりも能力の高い人から応援される人物になれます。
会社はあなたの意見に期待しています。
最後までお読みいただきありがとうございます(*’ω’*)