仕事で評価されません。どうしたら評価されるのでしょうか?
しゅん社長
会社員の約半数の方が自分の評価が低いと感じているようです。ここをうまくクリアできれば、やりがいや楽しさに繋がりますよね。
介護の仕事をしていて、その会社での自分の評価が、『低い』と感じている人は多いと思います。
むしろ介護の世界だけではなく、どんな仕事でもそう感じている人は多いと思います。例えば
- 重要な仕事を任されない
- 評価されない
- 昇進しない
というような感情をいだいています。確かに高い評価を受ければ、現在の仕事にさらにやりがいを感じ、楽しく働くことができるはずです。
では、なぜ評価が低いのか?今回は、ちょっと厳しい内容かもしれませんが、評価の低い理由を3つお話します。
そして、それを踏まえた上、「評価を上げる唯一の方法」を後半お伝えしますので、
是非最後まで読んでいただければと思います。
この評価を上げる唯一の方法は、経営者の方であれば、例外なくやっていると思いますが、
介護職のどれだけの方がやっているかというと、ちょっとわかりません。
では、いきます。
能力の低い人ほど自分を過大評価
評価が低い人の理由一つ目は、
評価が低い人ほど、自分を過大評価している
ということです。
なんでそんなこと言い切れるんだ!と思うかもしれませんが、実際自己評価と実際の能力は、大きくずれることがあります。
そこで自己評価に関する心理学で「ダニング=クルーガー効果」を紹介します
これは、ダニング大学教授と、大学院生のクルーガ―さんが、
学生にユーモア度などの様々なテストを実施して、各自に「他の学生と比べてどのくらいできたか」という自己評価をするように求めた実験をしました。
で、その実験結果は、
- 成績下位25%の人が、自己評価で自分を上位40%にいると評価した
というように、結果が出たんですね。
しかし、高い得点を出した学生たちは、自分の自己評価と実際の能力がほぼ一致していたんですね。
もっとも高い得点を出した学生たちは、自分の能力を若干低く見積もっていたという結果でした。
この結果より、「能力の低い人ほど自分を過大評価する」ということが分かったんですね。
これを「ダニング=クルーガー効果」と呼びます
他にも、心理学にもう一つ「平均点以上効果」というものがあって、
これは、学生たちに自分たちの運転技術は100点万点で何点くらいかという問いをしたところ、
50点以上と答えた学生が85%いたという結果から、
8割くらいの人が「自分は様々なことで他人より平均以上だ」と考えているということが分かったんですね。
更に、加えて、自己評価と他者評価の間に20ポイントの差があることも分かっています。
つまり、自分が100点の仕事をしたとしても、上司は80点としかみていないんですね。
これが評価が低い1つ目の理由でした。
評価が低い人は、そもそも実力不足
評価が低い2つ目の理由は、
評価が低い人は、単に「実力不足」
だからです。
これは、かなり厳しい現実を受け止めなければいけませんが、
もしあなたが十分な実力をもって、期待以上の仕事をし、目に見える結果が出ていれば、それは評価されているはずです。
それでも評価が低いのであれば、先ほどお話ししたように、自分の実力以上に自己評価をしてしまっていることにもなります。
当然「自分は認めてもらえてない」と感じるでしょうが、そうではなく、
他者からの評価が、現状の評価
だと思って下さい。厳しい言い方ですが、実力不足なんです。
少し言い換えると、「勉強不足」「自己成長不足」です。
成長する努力を怠って現状維持の自分で、評価を求めている場合があります。
先ほどお伝えしたように、自己評価と他者評価の間には、20ポイントの差があります。
つまり、「自分が20ポイント分勉強や成長したぞ!」と言えるものがあるかどうかです。
会社の勉強しかしていない
評価が低い理由3つ目は、
評価が低い人は、会社の勉強しかしていない
ということです。
何か勉強しているか?と聞かれて、何て答えますか?例えば
- 社内のマニュアルを理解し、実行しています
- 先輩上司に教わったことが出来るようになりました
- 研修にいきました
これらを「会社の勉強」と言います。この「会社の勉強」はほとんどの人がしていると思います。
しかし、これだけでは「勉強していない」に等しいです。
よく考えてみれば、分かります。マニュアルを実行するとか、先輩上司の教えを実行するとか、研修に行くとか、全て最低水準です。
私は介護施設の経営をしていますが、とくに介護に関する研修なんかは、最低限のことを身に付ける研修ばかりです。
- 認知症について
- 介護技術について
- 不適切ケアについて
全部最低限です。介護職だったら、知ってないと仕事になりません。
同じように、銀行員が決算書について学ぶことや、美容師が流行のヘアスタイルについて学ぶことも、最低限です。
つまり、これだけでは、どうやっても70点の評価にしかならないということです。
評価を上げる方法について
では、評価をあげる唯一の方法をお話します。それは、
「自分の勉強」をする
ということです。
先に言っておきますが、唯一というのは、完全に私の主観です。私自身これしかないと思っています。
仕事は、言われたことをやって当たり前なので、100の仕事を100で返しても、大きな評価を受けることはありません。
みんなやっていることを、同じように出来るだけになるのなら、ある意味ロボットみたいになってしまいます。
100の仕事を120で返すから、ほめられたり、評価されます。
先ほど「会社の勉強」は最低水準だとお話しましたが、会社の勉強だけでは、頼まれた仕事を120%のクオリティで返すことはできません。
本当にやらないといけないことは、
「会社の勉強」ではなく「自分の勉強」です。
では、自分の勉強とはどんなことがあるか
- コミュニケーション術
- プレゼン術
- メモ術
- 文章術
他にも、沢山あります。私の動画にあるような自分の気持ちを切り替えたり、コントロールする技術もそうです。
しかし、これらの技術は「会社の勉強」では、全く学べません。仕事術みたいなことをわざわざ教えてはくれませんよね。
私も本当は、グループディスカッションとか、ブレーンストーミングが好きで、
実際、会社でやってみたり、普段自分が使っているマインドマップなんかも
過去、社内の勉強会でやったっことがあるんですが、
どうしても「会社の勉強」がテーマになることが多く、なかなか会社では「自分の勉強」のような勉強ができないんですよね。
しかし、評価される人は、ちゃんと「自分の勉強」時間を確保しています。
そのような人は、家にいる時間に読書などをしていたりします。
1日のうちで、読書もしない、机について勉強もしないという人は、やばいと思って下さい。
大人は、子供に負けないくらい勉強しないといけません(笑)
せめて最低1日1時間くらいは、「自分の勉強」時間を確保したいですね。
もしあなたが、仕事が終わって家に帰り、テレビを見たり、スマホを触ったり、だらだらと過ごして、翌朝の出勤時間を迎えているようなら、
もう、評価なんて気にしないで下さい。
評価は上がりません。コツコツと積み上げているライバルには到底及ばないのは当然です。
職場だけの頑張りを見ていると遜色ないように働いているかと思います。
しかし、あなたより評価されている人は、人に見られていないところで「自分の勉強」時間を確保しています。
そういう勉強を積み重ねていると、その人の有能ぶりは、自然と周りに伝わるもんなんですね。
ちょっと厳しい言い方をしましたが、
そうはいっても、なかなか忙しくてできないと思います。
私もその気持ちは痛いほどわかります。
みんな忙しいんですよね。それでもやってる人はやっているんです。
少しの時間でもいいので、「自分の勉強」時間、確保しましょう。
もし「何から手をつけていいか、わからない!」という方がいらっしゃたら、
私のブログを読んでください。
毎週1.2記事アップしています。このブログで自分の勉強時間を確保して下さい(笑)
お後がよろしいようで。
最後まで読んでいただきありがとうございます(*’ω’*)