部下に仕事をお願いするんですが、なかなか期限を守ってくれないんですよねぇ
頼み方にあることを加えると、とてもスムーズに仕事の依頼が伝わりますよ!
上司と呼ばれる方は、日々、部下の方に様々なお願いをするシーンがあります。
実はその頼み方一つで、思い通りの結果をもたらす方法があります。
- 部下に頼むのが苦手
- 部下が期日を守ってくれない
- 部下が思うように仕事をしてくれない
- 上司の意図が分からない
- 言われたように仕事をしたのに怒られる
このような上司の方にも部下である方のお役に立つ記事となっております。
では、本題に入ります。
失敗しない仕事の頼み方は『気〇〇』
ちゃんと頼んだ仕事をやってくれることは、ビジネスシーンでは当たり前のようですが、
その仕事の頼み方や受け方によって、わずかに失敗が起きます。
失敗とは、
- 期限が守られない
- 意図と違うものが仕上がる
と言うようなことです。
そして、そうならない為の、カギとなるのが
気配りです
気配りをもって、仕事を依頼することが重要です。
気配りができる人は、俯瞰のアンテナの感度が高いです。
俯瞰のアンテナとは、簡単にいうと、
『一歩先を見る力』です
一歩先を見て、仕事を依頼することができると、失敗しません。
本記事では、気配りをもった仕事の頼み方についてお話ししますが、まずは、『気配りの出来る人の仕事の受け方』からお話しします。
実は、仕事の受け方にも気配りがあります。
気配りの出来る人の仕事の受け方
気配りの出来る仕事の受け方とは、相手のスケジュールを配慮するということです。
相手のスケジュールに配慮するということは、相手にとっての優先順位を理解しておくということです。
例えば、上司から仕事を頼まれたとしましょう。
その時、
その仕事をどれくらいの速さでやるのかを正確につかみ、期限を切るということが『気配り』につながります。
期限もいろいろあります。例えば
- 1時間以内
- 今日中
- 明日中
- 1週間以内
こんな感じです。
上司にとって、優先順位が高い仕事を頼まれたのに(今日中)、その仕事を明日終わらせようとしていたら、これは上司を困らせる結果となります。
逆もあります。
今日中に済ませればよい仕事を、1時間以内に済まそうとやっきになっていたら、上司に
「そんな急がせるつもりはないよ…?」
と、言われかねません。
これでは、気配りどころか、気を使わせてしまうことになります。
つまり、気配りの出来る仕事の受け方とは、相手の求める期限(スケジュール)を理解しているということです。
このような気配りの出来る人になる『魔法のフレーズ』があります。
それは、
これはいつまでにやればいいでしょうか?
と聞くことです。たったこれだけで、気配りの出来る仕事の受け方に繋がります。
気配りのできる仕事の依頼の仕方
では、今度は本題である仕事を依頼する時の気配りについてお話します。
あなたなら、
どうしても今日中に終わらせないといけない仕事を依頼する時、どのように依頼しますか?
今日中に終わらせないといけないのは、こっちの都合だから、頼まれた方も気を悪くするだろうなと考えがちです。
しかし、仕事のことであれば、そうも言ってられません。
そこで、気配りをもった仕事の頼み方ですが、これは、
期限を意識させて、かつ実際にそうできるようにやってあげる
ことです。
仕事を依頼するときのポイントは2点あります。
- なぜ?
- いつまで?
例えば、今日中の仕事を依頼するのであれば、『相手に緊急である理由を伝え(①なぜ)』、そして『期限をきっちり示すこと(②いつまで?)』です。
実際に依頼する時はこんな感じです。
明日の10時に、急遽『〇〇についての勉強会』を開くことになりました。事前に資料をチェックしたいので、本日18時までに、資料を仕上げる必要があります。お忙しいところ申し訳ないですが、お願いできますでしょうか?
このように、なぜその仕事をする必要があるのかを伝えないと、相手に状況も考慮せずむちゃな依頼をされたと思われるかもしれません。
そして、期限を示さないと、本来仕上げてほしい期限に仕上がらないので困ることになります。
実はここに気配りがあり、気配りのできる人は、仕事を依頼するときに「なぜ」「いつまで」の2点を盛り込んでいます。
もう一歩進んだ気配りの出来る仕事の頼み方
先ほど、2点のことを盛り込んで仕事を依頼するという話をしましたが、
実は、もう1点付け加えると、より気配りに繋がります。
そのもう1点とは、
相手の許可を得る
と言うことです。
これには、依頼の言い方にコツがあります。
仕事を依頼するときに「お願いします」ではなく、
「お願いできますか?」
と、言って下さい。
これは強制命令ではなく、あくまであなたが決めることができるというスタンスを示すことになります。
これが気配りになります。
そして、その依頼する仕事の期限も、出来ればある程度余裕を持ったスケジュールで依頼することです。
例えば、何かをお願いされた時に、
- なんで今言ってくるの?
- こっちの都合なんてお構いなし?
- なんでもっと早く言ってくれなかったの?
上記のように感じた経験はありませんか?
この場合、明らかに仕事をお願いする側に問題があります。
つまり、仕事をお願いする側は、そもそもスケジュールに余裕を持ったお願いをするべきです。
それが「気配り」となります。
仕事をお願いする側も、
- 期限を確認
- その1日前には完了しておきたい
- ということは〇〇さんには〇日までに仕事を依頼する
と、言うような逆算が必要です。
誰に言われるでもなく、自分で余裕を持ったスケジュールを組むことで、頼まれる側にも負担が少なく済みます。
「ごめん!わすれてた!今すぐこれやって!」
なんて、愚の骨頂です。
まとめ:気配り力とは総合力
以上が失敗しない仕事の頼み方でした。
キーワードは『気配り』でした。
気配りができるということは、総合的によい結果をもたらします。
仕事を頼む際は、俯瞰アンテナをしっかり立てて、頼まれる側が気持ちよく仕事を遂行できるよう配慮しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます(‘ω’)