退職してしまう介護職の人は、何が理由なの?
理由はそれぞれありますが、データに基づきお話しますね。
介護の世界で働いているけど、職場の人の出入りが激しい。また、自分自身もなかなか続かない。そんな経験をしている方はいませんか?
本記事では、前半では介護職の退職理由をお話し、後半では、よい転職先の探し方についてお話します。
- 介護職の退職理由を知りたい
- 良い職場を見極めるポイントを知りたい
- 自分の職場がどうなのか知りたい
この辺りが気になっている方に向けた内容となっております。
介護職の退職(転職)理由ベスト5
なぜ退職をしてしまうのか。
その理由について調べてみました。
公益財団法人介護労働安定センターの「平成30年度 介護労働実態調査」によれば、退職理由は以下の通りになっています。
- 1位 結婚・出産・妊娠・育児のため
- 2位 自分の将来の見込みが立たなかったため
- 3位 職場の人間関係に問題があったため
- 4位 収入が少なかったため
- 5位 ほかに良い仕事・職場があったため
では、それぞれの理由について考えてみたいと思います。
1位 結婚・出産・妊娠・育児のため
介護職員は女性の方が圧倒的に多いいため、この理由が1位となりました。
結婚し住居が変わることや、妊娠すると身体に影響がでないように早期の退職をすることや、育児が始まると時間の制約があり、
なかなか復帰できない等という理由が挙げられます。
2位 自分の将来の見込みが立たなかったため
やはり多くの職員が低い給料水準になっており、
家庭を持つ不安や、将来給料が上がっていくことが期待できないという思いを持っている人が多いのではないでしょうか。
3位 職場の人間関係に問題があったため
実は昨年度(平成29年度)調査では1位でした。
私自身も現場に携わる中で、圧倒的にこの理由が多いと思っていましたが、今回3位になっております。
介護の仕事はチームプレイで、お互い状況を見ながら業務を取り合う仕事です。
動きが悪い職員や、陰口を言う職員など些細なことが原因となり、チームの連携が崩れてしまうと、精神的ストレスもかかってしまいます。
4位 収入が少なかったため
介護福祉業の収入は介護報酬がメインとなります。
その介護報酬は国により定められており、基本的には利用者数と介護度に比例します。
これ報酬設定により事業者が賃金に充てられる額が決まってしまっているというのが、給料が低い原因となっております。
まあ、収入前提なら他業種を検討した方がいいですね。
5位 ほかに良い仕事・職場があったため
この根本は、そもそも介護職をやっている明確な理由がないと言えるのではないのでしょうか。
手に職をつけようと介護の世界に入ったけど、そんなに魅力を感じなかったためなのかもしれません。
どんな仕事にも言えると思うのですが、やはり今の仕事にプライドをもってやれなかったら、仕事は長く続けられません。
退職してしまったら、次は転職先でおさえるべき4つのポイント
いざ転職となると、
やはり同じ失敗はしたくないものです。
過去、人間関係や処遇などを理由に辞めた場合、次の就職先こそはそうであってほしくないと思いますよね。
では、どんなところに気を付けたらいいのか、どんなところを見たらいいのか、紹介します。
職員・職場の雰囲気
見学や面接に行った際、職員は明るく挨拶をしてくれるか?施設内の雰囲気は明るいか?(どよ~んとしていないか?)
この辺りは、自分自身の感覚でいいので感じとってください。
よい職場は必ず雰囲気が明るいです。
希望休や有休がとれる
聞きにくいことではありますが、
希望休や有休がとりやすい職場は、人員に余裕があります。
どこも決して余裕はないのですが、それでも休みを取りやすくしている職場は、経営陣の配慮が伺えます。
整理整頓が出来ている
- 玄関回り
- 洗面台周り
- レク道具
- 記録類・・・etc
この辺りが整理整頓されている施設は、職員の能力も高く、お互い協力し合える風土が備わっている可能性が高いです。
この点も、注意して確認してみてください。
臭いの処理が出来ている
福祉施設で働いている職員は、気にならないかもしれませんが、外部から来る来客者は臭いに敏感です。
特に便臭や尿臭はもちろんですが、アルコール消毒臭など、施
設独特のにおいがすることがよくあります。
しかし、
臭いに気配り配慮をしている施設は、人間関係が良好な職場が多いです。
そのような施設は気配りが伺え、働く側も気持ちよく働けるはずです。
まとめ:介護職の退職理由はある程度決まっている
以上が、介護職の退職理由と、職場を見極めるポイントでした。
実際の退職理由が分かれば、あとは自分自身がそのギャップを感じないように、その点を整理してから転職をすることが最善です。
実際に働いてみないと分からないことも多いですが、まず自分がどうしたいのかを認識した上で、就職希望先の条件確認や施設観察をしてみましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます(*’ω’*)