どーも、しゅんです。
今日は、介護職の管理者、リーダーと呼ばれる方に対して、「そんなに無理をしなくていいよ」というお話をします。
介護施設で働いているリーダーの方は、時として、急な勤務変更の代わりを務めたり、通常業務をこなしてから、本来やるべきマネジメント業を務めたりと
自己犠牲をして働いているリーダーが多いと思います。
介護施設を運営する私としてもそのような管理者がいると、頼りになりますし、心強いです。
ただその働き方は、決して私から強制すべきものでもなく、またリーダーも部下にそれを強いるべきことではありません。
今回は管理者、リーダーにお届けしたい内容となっておりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
では、いきます!
完璧を目指さない
まず私には、理想のリーダー像があります。
それは、人間味のあるリーダーです。
私はどちらかというと、論理的にシステマチックに物事を淡々と進めてしまうので、そういった人間味のあるリーダーに憧れます。
このように、私にも理想とするリーダー像があるように、管理者、リーダー、店長、施設長、社長、、、と、
そのような立場になった時に、誰もが自分の理想とする「完璧なリーダー像」にとらわれやすくなります。
なぜ、そうなるのかというと、部下を抱えることや、自分の仕事に責任が伴うようになることで、
- 失敗できない
- 毅然とした態度でいないといけない
- 誰からも頼られる存在でないといけない
と考えてしまうからです。
さらに、どう考えても過去、“リーダーとはこのようにするもの”というような教育は受けていないわけです。
学校で
社長というものは、このように考え、そしてこう振る舞うことで、うまくいきます
なんて、教えてくれない!ですよね。
つまり、何が言いたいかというと、完璧なリーダーなんていきなりなれるわけないんです。
もし理想のリーダー像みたいなものがあるのであれば、それは「自分が作った概念」でしかありません。
部下はリーダーの写し鏡
誰がリーダーになるかによって、部下も変わります。
例えば、リーダーが自己犠牲をして無理をしている組織では、部下も無理をしがちです。
リーダーが自分の利益になることばかりを行っていたら、部下も自分の利益のことばかりを考えます。
また、リーダーが自分の感情や本音を話さなければ、部下も話しません。
さらには、リーダーが安心安全を感じていないのなら、部下も安心安全を感じられません。
そのように、リーダーの普段のスタンスによって、知らず知らずのうちに部下に無理を強いていることがよくあります。
または、リーダーの思ってもみないところで、部下が勝手にリーダーから感じとった「暗黙のルール」が出来てたりすることもあります。
もちろんそれは、良い場合もありますが、中には無理強いをさせている場合もあります。
リーダーが「強くいること」と、「弱みを見せないこと」は、少し意味が違います。
部下の本音
部下の中には、リーダーに対して
もっと自分たちにできることはないか
と考えている人もいれば、リーダーを助けたいと思っている人もいます。
または、そのような自分たちの思いを聞いてほしいとも思っているかもしれません。
つまり、それは、
リーダーが良かれと思って、できるだけ完璧を求めて、時に自分を犠牲にして振る舞うことは、必ずしももとめられていないってことです。
リーダーの心得
私は介護施設の運営をしておりますが、弊社のリーダーは、どちらかというと自分を犠牲にしてでも、毅然として振る舞う傾向が強い人達です。
そんな人達だからこそ、リーダーとして適正があると私は思っているのですが、時に、
- もういいから、休んで
- 最低限の人員がいるから、大丈夫ですよ
と、言いたくなります。いや、言っています。
そのように気を効かせて働いてくれているリーダーには、とても感謝をしているのですが、反面、もっと部下を頼ってもいいのかなと思うこともあります。
例えば、一言メンバーに、「あとはよろしくね」と言えば済むことが、ついつい自分でやってしまったり、
部下に教えて、自分の手から放していけばいいような仕事も、なかなか自らはできなかったりします。
それは、どこかで「自分がやらないといけない」と思っているんだと思います。
ただ多くの場合、部下は「無理してまでリーダーに職場にいて欲しい」なんて思ってないんです。
リーダーが部下に頼って、安心安全を体現してくれれば、部下もリーダーに気兼ねなく、安心安全を求めると思うのです。
抽象度の高い言葉ですが、私からこの言葉を送ります。
リーダーは「完璧」よりも「幸せ」を目指すべき
まずリーダーが幸せな状態になることが、部下にとって一番の幸せだと認識してください。
私は私で、現場のリーダーを幸せにするために、行動していきたいと思っています。
帰れる時は帰る。用もないのに会社に残らない。部下に頼る。
一緒に頑張っていきましょう!
本日は、以上です。
では。