失敗するのが恐いですし、失敗すると落ち込んでなかなか立ち直れないんです。。。
そもそも失敗しない人生なんてありえません。つまり失敗はつきものです。その上でどのような考え方をすれば、失敗を成功のもとにできるかをお話しします。
誰にでも失敗はつきものです。しかしそれを客観的に理解していない人は、その失敗に引きずられてしまいます。
そこで、失敗を糧に変える思考法について、3つほど紹介します。
- 失敗していつも落ち込んでしまう
- 失敗をもろともしない人がいて不思議
- どうやったら、ポジティブに考えられるか知りたい
このような方のお役に立てば幸いです。
大切な2つのマインドセット
どんなに慎重にやっても、どんなに丁寧やっても、失敗は必ず起きます。
それは、予期しないことが含まれるからです。
そして失敗をしたときに、その失敗にどう向き合うかで、失敗を活かせる人と活かせない人に差が出ます。
まず捉えておきたいポイントが2点あります。それは、
- 失敗しないで生きるのは不可能
- 失敗して落ち込むのは、誰にでもある
と言うことです。
実は、失敗を活かせる人も、失敗を活かせない人も、両者どちらも失敗で落ち込んでいるのです。
しかし、捉え方でその後活かせるか活かせないかが変わります。心の切り替えが大切ですので、これからお話しします。
ギャップを武器にできるか、ギャップを埋めようとするか
何かを頑張ろうとするときに、
「変わってるよねー」とか
「俺(私)には理解できない」
などと言われることはありませんか?
おそらくこれらの発言は、たいして深い意味はないと思いますが、受け取る側は、多少なりとも気にしてしまいますよね。
私たちは、小学校もしくは幼少期からの教育で、みんなと一緒でなければいけないというような教育を受けてきたため、
多数派にいることで『どこか安心感を覚えたり』『みんなと一緒なことがいいこと』みないな感覚を潜在的にもっている可能性があります。
それゆえ、
失敗を活かせない人は、みんなと違うことを否定的に捉え、そのギャップを埋めようとします。
つまり、傷つきたくないという気持ちが大きいのです。
一方、失敗を活かせる人は、
「ギャップ=個性」と認識している
と言うことです。
他人との違い(ギャップ)を埋めようとはせず、むしろ自分の成長に目を向け、新たな気付きを探す努力をします。
人は、それぞれ違う考えを持っているものですし、量産型ロボットでもないので、人との違いは当たり前。
むしろ自分の持っているアイデンティティに目を向け、どんな強みがあるだろうと、自己分析できる人が、失敗を活かせる人と言えます。
これは、プロ野球を引退されたイチローさんを例に出せば、明らかです。
あの有名な振り子打法は当時「基本と違う」「ただの走り打ち」などと批判されてました。
しかし、イチローさんはそのギャップを埋めようとはせず、武器にすることで、歴史的な記録を次々と出していきました。
もし、みんなと同じスタイルに矯正していたら、結果が出てなかったかもしれません。
と、いうように失敗を活かせる人は、人との違い(ギャップ)を受け入れ、武器にするくらいの思考を持っています。
人はそれぞれみんな違います。それが個性です。しかし、個性をネガティブに捉えて自分に悲観していても何にもありません。
その自分の個性と向き合い、どんな強みがあるのかを考えることです。きっとあなたにしかできないことがあります。
リスクと向き合うか、リスクをなくそうとするか
ほとんどの人にとって、『失敗』は損をしたと思うはずです。
失敗して、「ラッキー!得した」と心から思う人はなかなかいません。
それゆえに、
- もう二度と失敗したくない
- (失敗したことについて)やりたくない
という感情が強くなります。失敗を活かせない人は、まさにこのような人です。
これには、『損失回避の法則』という特性があると考えます。
損失回避の法則とは?
有名な実験で紹介します。
A. コイントスで表が出たら3万円もらえる。
B. コイントスで裏が出たら2万円支払う。
このコイントスゲームに、あなたは参加しますか?
この条件下では、実際にほとんどの人は参加しません。
つまり、利益を得る事よりも損失を被る方に人は敏感です。
そこで、損と得の差を2~2.5倍にすると、実は参加者は半分まで高まると言われています。
この法則から言えることは、人はうまくいったことより、失敗したことの方が記憶に残っていて、
無意識に得する事よりも損することを避ける心理が働きます。
では、『失敗を活かせる人』についてお話します。
失敗を活かす人は何も闇雲にリスクを考えずチャレンジするわけではなく、
- やることで起きるリスク
- やらないことのリスク
とのバランスを考えます。
そして、失敗を活かせる人は、『リスクを一切伴わない選択などない』と知っています。
やらない後悔よりも、例え失敗に終わったとしても、やった後悔の方が、数年後振り返ったときに必ず人生に役に立つと考え、果敢にチャレンジするのです。
チャレンジすればするほど、なおさら失敗は増えます。しかしその失敗は成功への確立をどんどん上げてくれます。
リスクをなくそうとするのではなく、リスクと真っ向勝負です。
実は私にもマイルールがあります。
- 辛いときは成長しているとき
- やったことのない仕事を頼まれたら断るな
- 簡単な仕事と難しい仕事なら難しい方を選べ
20代の時からこのルールを決めて仕事と向き合ってきました。
おかげで、毎度毎度やったことのないことに突き合わされて、ヒーヒー言ってます。
人の話を適当に聞くか、素直に聞くか
これだけの見出しだと、誤解を生みそうですね(笑)
私たちは小さいころから、親に「人の話を聞きなさい」とか学校の先生に「ちゃんと先生の話を聞きなさい」と言われて育ってきました。
人の話を聞くことは大切なことで、逆に人の話を聞かないのは話になりません(笑)
しかし、大人になって、このことに少し違和感があります。
それは、
人の話を素直に聞きすぎてもいけない
ということです。
たとえば、もし、あなたが誰かにやりたいことを話した際に、
「どうせ無理だよ」
「もう今からじゃ遅いよ」
「絶対とは言わないけど、辞めた方がいいよ」
などと、言われたことはありませんか?
最近ではドリームキラーとよく呼ばれますが、
人は他人が新しいことを始めようとすると、批判したくなる性質をもっていると言われています。
さらに、身近な人が、自分のことを思って無意識にドリームキラーになるケースもあります。
失敗を活かせない人は、このドリームキラーの言葉を素直に聞いてしまい、自分に思い当たる節はないかと、リスクのことばかりを考えてしまいます。
一方、失敗を活かせる人は、他人や周りの意見にいちいち影響を受けていたのでは、自分のやりたいことなんて到底できないと思っています。
そして、自分の挑戦を批判してくる方を、
- そのことに実際チャレンジして失敗した人
- 自分ではやったこともないのに、漠然と不安をおしつけてくる人
なのかを精査します。
やったこともない人の意見は、あなたではなく『自分自身』がやることを想像して出来ないと思ってる場合が多いです。
そのようなドリームキラーには、
「どのあたりが難しいか具体的に教えてほしい」と聞いてみて下さい。
大概「なんとなく」です。
「なんとなく難しいと思うよ~」です。
ただのインチキ預言者だと思ってもいいです。
もちろんチャレンジする際には、自分なりに勝算をもっておくことは必要です。
ただ、ドリームキラーの言葉に耳を傾けることとは違います。
まとめ
以上が失敗を活かせる人と失敗を活かせない人の思考の違いでした。
まとめますと、まず1つ目は、
『失敗を活かせる人』は、
ギャップを個性ととらえ、強みを探す。
『失敗を活かせない人』は、
傷付きたくないために、ギャップを否定的に捉え、埋めようとする
2つ目については、
『失敗を活かせる人』は、
リスクはつきものだと理解していて、やったことによるリスクよりも、やらないリスクの方を考え、挑戦する
『失敗を活かせない人』は、
リスクは悪だと考え、もう2度と失敗したくない!という感情が強く、リスクをなくそうとする
最後の3つ目は、
『失敗を活かせる人』は、
ドリームキラーの話には耳を傾けず、自分で決断をする
『失敗を活かせない人』は、
ドリームキラーの話を素直に聞いてしまい、リスクのことばかり考えて、行動がとまる
ということでした。
人生で失敗しないことなんてありえませんし、やったことあることでも失敗するのに、
まして、やったことのないことであれば失敗して当たり前です。
失敗の回数が自己の成長と比例すると考えます。
失敗しているということは挑戦していることとも言い換えられます。
失敗しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます(‘ω’)