仕事は順調なんですが、僕はこのままでいいんでしょうか…?そんなふうに思う時があります。
仕事をしている中でモヤモヤする感情が芽生える時ってありますよね。仕事に対してなんだか意欲が湧かなかったり、このままでいいのかという気持ち・・。今回はその正体についてお話していきます。
思うような働きが出来ていない時、僕たちはモヤモヤすることがあります。
ありませんか?
モヤモヤしていない状態と言うのは、どういう状態かというと『夢中』になっている状態です。
本記事では、モヤモヤの原因と、夢中になる状態とはどういう状態なのかということをお話していきたいと思います。
この記事を読むことで、今の仕事への向き合い方が客観的に理解することができ、どうすれば夢中になれるのかが分かります。
フロー理論について
モヤモヤする原因は何なのか。
これは、アメリカの心理学者「ミハイ・チクセントミハイ」氏の唱える『フロー理論』を知っているとすぐに理解できます。
こちらの図を見て下さい。
こちらがチクセントミハイ氏が提唱するメンタルステート図です。
これを見ると、横軸が「スキルレベル(能力)」であり、縦軸が「挑戦(プレッシャー)」となっています。
夢中の状態(フロー状態)は、のスキルレベルと、挑戦レベルがある程度高く、バランスの取れたときになることが言えます。
これを更にアレンジし、もっと簡単な図にしてみます。
それがこちら。
この図を見ると、自分のスキルを大きく超えた挑戦をすると、人は「不安」になります。
逆に、能力が高いのに、挑戦レベルが低いと、「退屈」します。
実は、これがモヤモヤの正体です。
モヤモヤの正体は、
「不安」と「退屈」だったのです
「不安」と「退屈」について
先ほどの図を見て、自分はどの位置にいると思いますか?
例えば、会社から与えられた目標が達成できなかったり、与えられた責任にプレッシャーを感じていて夜も眠れないなら、
これは、『不安ゾーン』にいます。
逆に、組織の歯車になっているだけで、目標もなく、つまらないと思っているなら、それは『退屈ゾーン』ですね。
では夢中(フロー)ゾーンに近づくにはどうすればよいのか。
夢中(フロー)ゾーンを考える
管理者と言われる立場の人であれば、部下に、今自分がどのゾーンにいるかを確認してもらいます。
もちろんセルフチェックもできるので、セルフチェックのやり方について確認していきます。
それは、まず先ほどの図を見ながら、自分がどこにいるか確認する作業です。
つまり、自分が「目標が高すぎて不安ゾーン」なのか、「それなりに仕事がこなせて退屈ゾーン」なのか。もしくは、夢中ゾーンなのか。
不安ゾーンにいる人は、どうすれば夢中ゾーンにいけるか考えてみて下さいい。
例えば、
- ちょっと目標を下げたら大丈夫かもしれない
- 研修やトレーニングを受けたら大丈夫かもしれない
そんなことを自分なりに考えてみて下さい。
退屈ゾーンにいる人なら、
- 資格にチャレンジしてみよう
- 職種を変えてみたらどうか
など、夢中ゾーンにいくための方法を考えます。
このセルフ診断で、自分を客観的に見つめ、今は「退屈ゾーン」にいるなぁとか、「不安ゾーン」にいるなぁと、
意識的に自分の気分を知ることで、仕事への向き合い方が変わります。
こうしてモヤモヤの原因を認識しましょう。
夢中ゾーンを目指す
夢中ゾーンを目指すために、どうするか。
目標が高く、不安ゾーンにいる人は、目標を下げればいいと考えがちですが、この場合は、自分の能力を高めることを考えましょう。
安易に、挑戦を下げることをやってしまうと、次第にやっていることに飽きてしまい、退屈ゾーンに入りやすくなってしまいます。
ですので、本を読んだり、セミナーに参加したり、繰り返しチャレンジすることで、夢中ゾーンにいけるよう試行錯誤しましょう。
まとめ:「不安」と「退屈」から「夢中」へ
仕事にモヤモヤしている人は、その原因は「不安」と「退屈」でした。
そして、仕事が不安な人も、飽きてしまっている人も、誰かが自分をどうにかしてくれるなんて、思わないでください。
まず、自分が「不安ゾーン」にいるのか「退屈ゾーン」にいるのかを客観的に理解し、どうやったら「夢中ゾーン」にいけるのかを考えましょう。
つまり、仕事は自分自身で、目標設定を上げ下げしたり、挑戦度合いを変えることで、
夢中(フロー)状態になるってことを知っておくだけで、仕事への向き合い方が変わります。
最後まで読んでいただきありがとうございました(*´ω`)