職場にネイルをして仕事をしてる子がいるんだけど、どうなの?
職場によってネイルの賛否があるようですね。今回は介護職のネイルについてお話します。
最近若い人でネイルをして介護の仕事をしている人が増えています。
求人にも、ネイルOKという求人情報が出ており、会社自体にネイルについての決まりがないと、
現場で賛否が沸き起こり、トラブルになりかねません。
- ネイルはダメと言われた方
- なぜネイルがダメなのかわからない方
- ネイルをしているが何も言われていない方
- 客観的に見てネイルってどうなのと思う方
本記事では、会社が禁止にしているしていないという議論ではなく、客観的に介護職のネイルをする場合についてお話します。
同様にネックレスと指輪についても触れています。
介護職のネイルについて
ネイル禁止の会社は多いです。どうしてもネイルをしたいなら、ネイルOKな職場を探しましょう。
その上で、ネイルについてお話します。
まず、何の目的でネイルをしているかと考えると、ほとんどの場合は、
『おしゃれ目的』と言って過言ではないでしょう。
以前は、マニキュアが主流でしたが、現在はジェルネイルが主流です。
- ネイル店にて施行
- 料金は数千円
- 効果(劣化するまで)3週間程度
劣化するまで(効果)3週間前後はありますし、それなりのお金をかけてオシャレをしているので、
『プライべートだけ』というわけにはいかないのが現状です。
つまり、
一回ジェルネイルをすると、当分はとることができないですし、実際、とりたくない。
が、本音でしょう。
「なら、ネイルなんてしなければいいじゃん」
と、言ってしまいそうですが、価値観は人それぞれで、
介護職がゆえに、『プライベートのおしゃれまで制約されたくない』という人もいます。
そこで、ネイルのメリットとデメリットについて考えてみます。
ネイルをするメリット
ネイルをするメリットは主に3つあります。
- 爪を守る
- 利用者様が喜ぶ
- モチベーションアップ
爪を守る
ジェルネイルは、マニュキュアのような臭いもなく硬く、爪をコーティングしているので、爪を守ってくれます。
介護の仕事は、指先を良く使うので、ネイルをすることで爪のケガをしにくくなります。
利用者様が喜ぶ
介護の現場は、圧倒的に女性利用者様が多いです。
いくつになっても、おしゃれに関心があり、職員の服装やメイクに反応してくれる利用者様もいらっしゃいます。
ネイルをすることで、利用者様の刺激になり、またコミュニケーションが自然と生まれることもあります。
介護現場を生活を提供する場と考えると、自分の娘や孫がオシャレをすることは自然ことなので、
娘や孫の年代の介護職員がオシャレをしていても、利用者様にとっては喜ばしいことだったりします。
モチベーションアップ
ネイルに限らず、お気に入りのアクセサリーを身に付けることや、美容院で髪を切ることで、
モチベーションがあがりますよね?
特に指(爪)は、『ネックレスやピアス』『髪型』と違い
爪は、自分で常に目にすることが出来ます。
そういう意味でも、ネイルはオシャレとしてはもちろんですが、モチベーションを上げる行為として思っている人も少なからずいます。
ネイルをするデメリット
これまでは、ネイルをするメリットをお話しましたが、そうはいってもデメリットがあります。
では、ネイルのデメリットについてお話します。
利用者様を傷つけてしまう
まず前提として、介護職は爪を短くしておかないといけません。
爪が長いと、介助時に、利用者様を傷付けてしまう可能性があるからです。
では、爪を切った状態でのネイルはどうか?
ジェルネイルだけでは、基本的に利用者様を傷つける可能性は低いですが、ネイルストーンが利用者様を傷つける場合があります。
見た人が不愉快になる
仮に自分のモチベーションをあげるために真っ赤なネイルをしていたとしたらどうでしょうか?
派手なものや、個性的なものは、見る人によっては不快な思いをします。
たまに、「オシャレは自由でしょ?」という人がいますが、職場にオシャレは一切不要で、
必要なのは、『身だしなみ』です。
他人が見ても、不快感を感じないネイルもあると思います。場合によっては、好感度が上がることもあります。
どうしても、ネイルがしたいのであれば、『身だしなみ』という観点を無視することはできません。
介護職のネックレスについて
ついでに、ネックレスについてもお話します。
ネックレスについてもネイル同様、賛否があります。
ネックレスに関しても、余程の理由がない限りは『オシャレ』のために身に付けているものです。
極論を言ってしまうと、誰も見ていないしつける必要もないですが、ネイル同様、本人のモチベーションになっていることもあります。
- 服(襟元)の中に入れる
- チェーンの長いものは控える
- トップが大きいものは身に付けない
- シンプルなものにする(派手なものは控える)
ネックレスも、ネイル同様、
- 利用者様を傷つける恐れがある
- 身だしなみに気を付ける
この2点に関して、注意を払う必要があります。
介護職の指輪について
次に指輪についてです。指輪の場合は、
としている会社が多いです。
ネックレスと違い、指輪は不衛生になりやすいです。
介護の仕事は、清潔と不潔を
しっかりと分けなければいけません。
掃除や、排泄介助等で、指先が不潔になることが多々あります。そのため、介護職は一日に何回も手を洗います。
しかし、指輪をしていると、指輪と指の隙間に汚れがたまりやすいため、しなくて済むのであれば、指輪は絶対しない方がいいです。
ただし、結婚指輪の場合は、外れない人もいらっしゃいますので、その限りではないです。
指輪の場合は、デザイン等に関係なく、
介護職として、『身に付けているだけで』常識を疑われる可能性があるので、控えましょう。
介護職の髪色について
最後は、髪色についてです。
最近は、求人でも「茶髪でもOK」とうたっている企業も増えております。
介護の仕事をする上で、髪の色は特に実務には影響しないと思いますが、『接客』という面からは、注意する必要があります。
例えば、利用者様のご家族が、金髪の若い職員をみて、不快な思いをしたらどうでしょうか?
価値観は人それぞれなので、そう思われるのは仕方ないのですが、もしそうであれば、それは「身だしなみ」という観点を失っています。
しかし、別の例もあります。例え、茶髪でも金髪でも
- いつも笑顔で対応する
- 誰からも頼りにされる
- よく仕事ができる
上記のような介護職であれば、見た目の印象関係なく、信用を得ることができます。
逆に仕事もしっかりできない人が、金髪だった場合は、
金髪にするようなやつだから仕事ができないんだろう
と、へんな言いがかりをつけられかねません。
仕事ができればなんでもいいということではありませんが、髪色うんぬんよりも職場での信用が重視されますし、
信用がある職員であれば、髪が金髪であっても、さほど問題にはなりません。
まとめ:介護職のネイルは身だしなみを考えた上で
以上、ネイル、ネックレス、指輪についてお話しました。
ネイルのメリットについては、
- 爪を守る
- 利用者様が喜ぶ
- モチベーションが上がる
デメリットは、
- 利用者様を傷付ける恐れがある
- 見る人を不快にさせてしまう可能性がある
となります。
オシャレは、『自己満足』です。
価値観は人それぞれである以上、自分がいいと思っても、他人はそう思っていないということがあります。
しかし、身だしなみは他人に対してのマナーです。
どうしても、ネイルやアクセサリーを身に付けたいのであれば、
- あくまで『職場』だということ
- 自分は『サービス提供者』だということ
以上のことをしっかりと自覚をもったうえで、考えてみて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます(*’ω’*)