人間関係が良くないです。転職するにも、今度こそ良い職場に出会いたいのですが、、、。
できれば就職する前に人間関係が良い悪いを見分けたいですよね。今回はそのポイントについてお話します。
介護職の退職理由上位に『人間関係が悪い』があげられます。
コミュニケーション量が非常に多い介護の仕事ゆえに、人間関係は大事な要素となります。
- 人間関係に悩んでいる方
- 職場の人間関係が悪く転職を考えている方
- 人間関係の悪い職場で落ち込んだ気分を改善したい方
人間関係の良し悪しを見わける会社(職場)のポイントについてお話していきます。
人間関係が悪い職場を、求人情報で見分けるポイント
まず求人の前提として、
一般的に、良い会社には人が集まり、定着します。
ですので、本当に良い会社というのは、ハローワークやフリーペーパーのような求人媒体に求人を出していません。
そのような良い会社は、自社のホームページや、新卒向けの求人を行っていたります。
つまり、
求人をかけている会社は、大なり小なり何かしら雇用状況に問題がある場合が多いです。
とは言っても、介護業は人手不足なので、求人自体はかなり出ているため、見極めが難しいです。
そこで、人間関係が悪い職場を見わける求人情報のポイントをご紹介します。
いつも求人が出ている
まず、一つめのポイントは、
いつも求人が出ている
ということです。
例えば、ハローワークやフリーペーパー等で、毎回常連になっている会社があります。
それは、求人をかけても人が集まらない会社です。
介護業界は非常に狭い世界なので、口コミでその会社の悪い情報が回っていたいします。
- 「あの会社ブラックみたいよ」
- 「出入りが激しいみたいよ」
- 「人間関係むちゃくちゃみたい」
会社は一度このような噂が出回ってしまうと、致命的です。
理由としては、
介護職の方は、同業種への転職を繰り返している人が多いため、
辞めた職員が、過去いた会社の悪口や、職場の環境(情報)を漏らしてしまいます。
入れ替わりが激しい会社ほど辞める人が多いので、噂は大きくなり、
次第に、会社名(施設名)をだすだけで、
「あの会社やばいらしいよ。」と言われてしまいます。
実際、ハローワークの職員さんに、
- 求人がいつから出ているか?
- 会社の評判はどうか?
などと聞いてみると、情報をもらえたりしますので、試してみて下さい。
求人を長期間出している会社は避けましょう!
給料水準があきらかに高い
実は給料を高くすると、一時的には人が集まります。
やはり一般的に介護職の給料は低いと言われているため、求人情報の給与額を見て転職先(就職先)を探している人が多いです。
企業側としても職員の財布を握ることになります。
しかしそれでも、
人間関係が悪い職場であれば、人がどんどん辞めていってしまいます。
すると、企業側は、さらに給与額を吊り上げて、求人をかけるようになります。
明らかに他の求人より、5万円くらい高い会社は、職場環境を疑ったほうがいいです。人間関係が悪い確率が高い。
人間関係が悪い職場を、見学時面接時に見わけるポイント
先ほどは、求人情報を見て会社の良し悪しを見わける方法をお話ししました。
続いては、実際に職場見学や、面接に行った際に、その職場の人間関係がいいか悪いかを見わけるポイントについてお話します。
会社を見るうえで、
特に『人間関係』は、その職場の風土として現れます。
そしてそれは、隠そうにも隠せない独特の雰囲気として現れます。
では、見ておきたい4つのポイントについてお話します。
挨拶がちゃんとできているか?
まずは、これが最も大事なポイントとなります。
挨拶がちゃんとできているか?
めちゃくちゃ当たり前のこと!・・・のように思いますが、これが出来ているかどうかで、その職場の空気が分かります。
- お客様(自分)にちゃんと挨拶しているか?
- 社長や管理者は挨拶をしているか?
- 職員同士は挨拶しているか?
- 利用者様に挨拶しているか?
職員間の「おはよう」とかであれば、職員出勤時に見学にいかないと見ることは難しいと思いますが、
例えば、
- 訪問時にすべての職員が挨拶しているか?
- すれ違う職員は挨拶をしているか?
- お茶出し時の職員もしくは面接官は挨拶しているか?
上記のようなことをチェックしてみて下さい。
ささいなことですが、
職員が来客(この場合は自分)にお茶を出したとき
「いらっしゃいませ」などの挨拶をしているか?また、面接官は「ありがとう」などの返事をしているか。
この辺りのささいなコミュニケーションが出来ているかどうかは、職場の人間関係に非常に影響しています。
介護職員の年齢はどうか
結論を言うと、
人間関係の悪い職場は、高齢化します。
訪問介護職員の平均年齢は50代半ばと言われています。
業界全体が高齢化しており、特に20代で介護職という人材は珍しくもなっています。
しかし、それでも会社(職場)が良い環境であれば、20代でも30代でも定着していきます。
この『20代』『30代』を定着させるための環境というのがあります。
それが、
- 他にも同年代の職員がいる
- 結婚しても在籍できる
- 出産しても在籍できる
- 子育て中の働き方を支援してくれる
- 上記のような風土がある
このようなことです。
若い世代には、結婚、出産、育児等のライフイベントがあるため、どうしても勤務形態や勤務シフトに影響が出てきてしまいやすいです。
しかし、仮に休みにくい職場だったり、人間関係が悪く様々なことを相談できない場合、私生活にも負担が増え、
転職せざるを得ない状況になります。
すると、ライフイベントが一通り済んだ、50代60代の職員の割合が自然と増えてくるのです。
会社も気付けば、平均年齢がぐっと上がっていたということはよくあることです。
清潔感はあるか
続いて、清潔感があるかどうかです。
- いたるところがごちゃごちゃしている
- 水回りが汚い(洗面台、トイレ等)
- 机や棚が整理整頓がされていない
- 掲示物が古いまま貼りっぱなし
- 掲示物が乱雑に貼ってある
- 花が飾ってない
- ほこりだらけ
自分の施設でもチェックしてほしいのですが、上記の中で当てはまるものが多ければ多いほど、いい職場とは言えません。
この辺りの環境整備は、『誰がやる』ということではなく、職員全員がお互い協力し、やっていかないといけません。
人間関係が悪い職場では、誰か一人がせっせとやっていても、手伝わなかったり、「誰かがやるからいいや」という協力関係が構築されていません。
特に、花が飾ってある施設は、良い職場であることが多いです。会長や社長が世話をしていたら別ですが、
職員や、利用者様が花のお世話をするような風土がある職場は、人間関係が比較的良好です。
その会社(施設)に清潔感があるか見ましょう。
利用者様の様子はどうか
最後のポイントは、利用者様の様子です。
それは、利用者様が生き生きとしているかと言うことです。
例えば、利用者様から元気な声で、
「こんにちわ」
と言ってもらえるような会社(施設)なら、よい環境かもしれません。
これに関しては、『雰囲気』と言っていいです。
利用者様が生き生きしているか、雰囲気を見ましょう。
まとめ:人間関係が悪いと介護どころじゃない
以上が、『人間関係が最悪』な職場に就職しない為のポイントでした。
まとめると、6つのポイントがありました。
- 長期間求人が出ていないか?
- 給与額が他よりも明らかに高くないか?
- 挨拶がちゃんとできているか?
- 年齢層は高くないか?(若い人がいるか?)
- 清潔感があるか?
- 利用者様は生き生きとしているか?
職場の情報を読み取ることで、人間関係の良し悪しを含めた職場選びに失敗しにくくなります。
あくまで情報は情報なので、最終的には、その職場に見学(面接)に行って、肌で感じる雰囲気を感じて下さい。
そこで、その会社がいいか悪いか、ある程度分かります。
最後まで読んでいただきありがとうございました(*’ω’*)