介護職の働き方

拡大する【黒字リストラ】って何?どんな人が対象となるのか?

黒字リストラ 拡大 対象

こんにちわ。しゅんです@hatablog)

今日は、最近よく耳にする「黒字リストラ」について解説したいと思います。

そもそもリストラとは、リストラクチャリング (Restructuring )の略で、再構築や再配分という意味ですが、ビジネスの世界では主に、人員削減として使われます。

本来リストラとは、業績悪化に伴う事業縮小や、業績改善のための不採算部門の削減に伴い、人員削減されるというものです。

しかし現在黒字リストラという現象が拡大しています。

ではなぜ黒字リストラが拡大しているのか解説します。

黒字リストラの対象は?決断する2つの理由

やる気のない社員はいらない

黒字リストラ 対象 拡大

特に大手企業に当てはまりますが、年功序列という人事制度のもと進んできた企業が抱えるのは、

40代以降のやる気のない平社員の激増。

転職するには、一般的に遅いと言われる年代でもあり、過去順調に給料をもらってきた年代でありますが、実際役職の付いていない人も多いです。

そうなると、これから「出世」などを目指す人はごく稀。
自然とモチベーションは下がり、現状に満足するようになります。

つまり、

会社にまだ余裕(黒字)がうちに、優秀な若者を受け入れられる柔軟な人事体制にしておきたい

これが企業側の本音。

人口減少していく時代のなか、マーケットは縮小していきます。それ故、企業も新しい価値を作り出していかなければ、生き残っていくことができません。

高度成長期の時代は、大量生産がキーワードでしたが、すでにその時代は過ぎ去り、

今は、あらゆるモノやサービスがあふれている時代です。

つまり、これからの時代を生き抜くには、生産力ではなく、時代を捉えた想像力が必要となります。

同じ人件費をかけるのであれば、優秀な若者に使いたいと思いのは、生き残りをかけた企業の自然な発想だとも言えます。

これが一つ目の理由になります。

定年押し上げの影響

拡大 黒字リストラ 対象

ここ数年で、企業の定年制度が変化してきています。

通例として60歳で定年と言われていたものが、健康寿命年齢の押し上げや、労働力人口の減少などにより、


定年が65歳になったり、そもそも定年制度を廃止してしまったりと、働く年齢が押し上げられています。

ちなみに政府は、 70歳までの雇用維持を目標とする方針を明記しています。

このため企業側は、雇用が続けばベースアップや、増え続ける社会保障料に対応していかないといけません。

ベースアップ等の経費が増大しても、本当に優秀な人材は残ります。

ただ、

  • パソコンもろくにできない
  • 慣れ過ぎてしまって非クリエイティブ
  • 過去の実績をいつまでも自慢する
  • 新しいものを受け入れることが出来ない
  • いわゆる『老害』と言われるような人

上記のような人は、会社にとって、何のメリットもないため、

企業は将来的にそこまでの余裕は見越せないという理由で黒字リストラが考えられます。

これが、2つ目の理由です。

今後さらに黒字リストラは加速する!?

黒時リストラ 拡大 対象

ベテラン社員、中高年層社員の流動化を狙った黒字リストラですが、今後もさらに加速することが予想されます。

大きな理由として下記の2つが挙げられます。

AIによる業務の効率化

産業革命によって職人の仕事が奪われてしまったように、今後、AI(人工知能)の進歩により、

多くの仕事が奪われてしまうことが考えられます。

ちなみにAIに仕事が奪われてしまう職種はこれだけあります。

IC生産オペレーター、一般事務員、鋳物工、医療事務員、受付係、AV・通信機器組立・修理工、駅務員、NC研削盤工、NC旋盤工、会計監査係員、加工紙製造工、貸付係事務員、学校事務員、カメラ組立工、機械木工、寄宿舎・寮・マンション管理人、CADオペレーター 、給食調理人、教育・研修事務員、行政事務員(国)、行政事務員(県市町村)、銀行窓口係、金属加工・金属製品検査工、金属研磨工、金属材料製造検査工、金属熱処理工、金属プレス工、クリーニング取次店員、計器組立工、警備員、経理事務員、検収・検品係員、検針員、建設作業員、ゴム製品成形工(タイヤ成形を除く)、こん包工、サッシ工、産業廃棄物収集運搬作業員、紙器製造工、自動車組立工、自動車塗装工、出荷・発送係員、じんかい収集作業員、人事係事務員、新聞配達員、診療情報管理士、水産ねり製品製造工、スーパー店員、生産現場事務員、製パン工、製粉工、製本作業員、清涼飲料ルートセールス員、石油精製オペレーター、セメント生産オペレーター、繊維製品検査工、倉庫作業員、惣菜製造工、測量士、宝くじ販売人、タクシー運転者、宅配便配達員、鍛造工、駐車場管理人、通関士、通信販売受付事務員、積卸作業員、データ入力係、電気通信技術者、電算写植オペレーター、電子計算機保守員(IT保守員)、電子部品製造工、電車運転士、道路パトロール隊員、日用品修理ショップ店員、バイク便配達員、発電員、非破壊検査員、ビル施設管理技術者、ビル清掃員、物品購買事務員、プラスチック製品成形工、プロセス製版オペレーター、ボイラーオペレーター、貿易事務員、包装作業員、保管・管理係員、保険事務員、ホテル客室係、マシニングセンター・オペレーター、ミシン縫製工、めっき工、めん類製造工、郵便外務員、郵便事務員、有料道路料金収受員、レジ係、列車清掃員、レンタカー営業所員、路線バス運転者

引用元:『日本の労働人口の 49%が人工知能やロボット等で代替可能に~ 601 種の職業ごとに、コンピューター技術による代替確率を試算 ~』/2015年12月2日/株式会社野村総合研究所

AIにより仕事を失う人がいるということは、その人らは次に別の仕事に転職するので、

転職の競争がより激しくなっていくこととなります。

外国人労働者の雇用拡大

人手不足を抱えるの日本企業として、外国人労働者の存在は大きいです。

様々な制度がありますが、建設業や製造業を中心に「外国人技能実習制度」を利用する企業も増え、


実際に平成20年には約10万人だった実習生も今は約30万人を超える勢いで増加しております。

外国人労働者の魅力は、低賃金(最低賃金)で雇用できることがよくあげられますが、実際に採用している企業に聞くと、

働く姿勢が日本人より優れている。

ということです。

また外国人技能実習制度を使うと、通常3年の雇用確保ができるので、安定した雇用確保を維持できることも魅力の一つだと言います。

まとめ:今後黒字リストラは拡大する

黒字リストラとは、企業が将来を見越して中高年層をリストラすることであり、

その理由として、

  • 優秀な社員を確保するため
  • 肥大化する社会保障料を軽減するため

が挙げられます。

また、

  • AI(人工知能)の進歩
  • 外国人労働者の拡大

などを理由に、

今後さらに中高年層をターゲットにした黒字リストラが広がっていくかもしれません。

企業も急速に変化し続ける時代で生き残るため、そのような策を取らざるを得ないというのも理解できます。

そのためにも、

サラリーマンは社内で貴重な人材(レアカード)になれるよう努力する必要があります。

「あなたがいないと企業の成長はない!」

そんな人材をめざして、目標設定する必要があります。

私が働く『介護』の世界は、決してなくならない仕事と言われております。そして、黒字リストラの影響で、一部の人が介護業に流れてくるとも言われております。

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最後まで、読んでいただきありがとうございました(*’ω’*)

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