自分より後から入社した人が、リーダーになりました。やってられません。
嫉妬心は誰でも抱く感情ですが、それだけでは不利益しか生みません。嫉妬心を捨てる方法をお話します。
誰かが上司からよい評価を受けていたり、同僚や後輩が自分より早く出世したりすると、
- 「何であいつが」
- 「会社はよくわかってないんだ」
などと思う人が出てきたりします。
客観的にはみっともないことだと思っていても、当事者は感情に支配され、どうしようもなかったりします。
しかし実は世の中は嫉妬であふれかえっており、自分の考えをしっかり持っていないと、嫉妬の渦に巻かれてしまいます。
そうは言っても、嫉妬をする人には共通点がありました。
本記事では、嫉妬が及ぼす影響についてと、嫉妬心を捨てる2つの方法についてお話しします。
嫉妬心と言うのは、誰でもすぐに抱いてしまう感情なんですが、その嫉妬心を上手く変換すると、自分のモチベーションに変えることが出来ます。
是非最後まで読んでいただき、嫉妬心から解放されましょう。
嫉妬してしまう人とは?
嫉妬をしてしまう人には共通の特徴があります。
- 負けず嫌いにもかかわらず勝負を挑む度胸がない
- 努力して自分を高める向上心がないのにもかかわらず自分が劣っていると認めたくない
- プライドが異様に高い
人との比較の中で勝とうとするなら、
- 相手より努力して、自分を高める
- 相手を蹴落として、自分はそのまま
この二つしかないわけです。
どちらが楽かと言えば、当然②相手を蹴落として、自分はそのままの方です。嫉妬に逃げてしまうのはここが原因なのかもしれません。
他人を蹴落とすような言葉を吐いて、相手より相対的に自分より上に見せることは、
ただ言うだけ。ただ書くだけ。努力や知性も必要ありません。
嫉妬で失う大きなものとは?
嫉妬をすることで失ってしまうことは、2つあります。
まず1つ目、これは
相手から学ぶ機会です
嫉妬をすることで、本当に自分より努力して能力が高い人から、学ぶ機会を機会ととらえず、失ってしまうということですね。
成功の要因を聞いたり、相手の行動を分析することは、本来大きな学びになります。にもかかわらず、批判するだけで終わってしまうのは、
嫉妬は、人間の学習能力を下げる感情と言えます。
そして、嫉妬することで失うもの、2つ目は、
想像力です
例えば、「お金持ちからもっと税金を取れ」と言うとします。多くの方が納得しそうな内容です。
しかし、その人が自分には想像もできない努力の末に成功していたとしたら、「もっと税金を取れ!」という発言がいかに自分勝手か理解できます。
しかし、それでは、自分の努力不足や無能さを認めてしまうことになるので、ただただ批判したくなるのです。
嫉妬するのは簡単ですが、嫉妬された側からすると、
「じゃあ、あなたはどれほどの努力をしてきたんですか?」と聞きたくなります。
しかし、嫉妬する人の特徴にもありましたが、「努力をして自分を高める向上心がないのにもかかわらず、自分が劣っていることを認めたいない」ため、
言っていることとやっていることが矛盾することがあります。
しかし、良い嫉妬もあります。
それは「負けず嫌い」です。嫉妬はするんですが、相手に食らいつこうと、負けじと努力をして向かっていく嫉妬です。
所謂、ライバルの存在ですね。
逆に、戦う度胸も向上心もない場合はただの嫉妬、妬みになります。
この違いは大きいですよね。
嫉妬を捨てる方法とは?
とはいえ、私自身も常に嫉妬心にかられそうになります。
- 「同業者がどんどん事業展開していく」
- 「うちの会社には全然利益が残らないのに、よそは・・・」
- 「介護の知識やスキルがスタッフよりも劣ってる」
- 「自分より〇〇さんの方が話やすいんだな」
などと、そりゃあります。
またフェイスブック等のSNS等の普及で、あらゆる情報が入るようになり、それに伴って、自分の無能さや、敗北感を感じる機会が増えました。
それ故、嫉妬心を上手く前向きなパワーに変えないと、嫉妬の感情に押しつぶされ、
- 学ぶ機会を失う
- 想像力を失う
という、人生において嫉妬による損失を被ってしまうことになります。
では、どのようにして嫉妬心を捨てればよいのでしょうか。方法を2つ紹介しまう。
相手の人格や肩書ではなく、プロセスに目を向ける
まず、1つ目の方法は
相手の人格や肩書ではなくプロセスに目を向ける
ということです。
人格や肩書とはどういういことかというと、
- 偉そうだ
- 生意気だ
- 若いくせに
- 平社員のくせに
- 転職組のくせに
という感じです。
ここに目を向けている限り、自分との比較になってしまい、嫉妬心が大きくなってしまいます。
ですので、人格や肩書は無視をして、成功した人、自分よりうまくいっている人が、どんなプロセスを行ってきたかに注目することです。
「なんであの人は周りの人から慕われているのか?」
嫉妬心から目を背け、その人が何をしているのか注目してください。
もしかしたら、その人の仕事ぶりは、人がやらないような、
- 物品の補充
- トイレ掃除
- 他の人の仕事
などを、いとも当たり前にこなしているかもしれません。
もし、あなたができていないのであえば、それが一つの答えであり、嫉妬してる暇はありません。あなたも動くべきです。
素直に悔しがる
嫉妬心を捨てるための2つ目の方法は、
素直に悔しがる
ということです。
「嫉妬」と「悔しがる」は似ている表現ですが、全然違います。
「嫉妬」というのは、自分は変わりませんが、「悔しい」という感情は、自分のモチベーションの燃料になります。
「くそー、次は絶対まけないからな!」「もっと努力して絶対認めてもらうぞ!」
みたいな感情ですね。
自分が劣っていることを認めることで、相手のプロセスに目を向けることができ、
今自分が出来る事はなんなのか、どうすれば上に上がれるのかを考えられるようになります。
以前記事に書きました、仕事でミスをしたときに、いつまでもくよくよするよりも、一旦ミスを認めるという、思考法に似ています。
というかプロセスは同じです。是非読んでみて下さい。
まとめ:嫉妬をプラスの感情に変えよう
以上が、嫉妬心を捨てる方法でした。
最後に少しまとめます。
- 学ぶの機会
- 想像力
そして、
- 人格や肩書ではなく、プロセスに目を向ける
- 素直に悔しがる
ということでした。
他人を貶めたり、他人の愚痴を言ったりすることは、客観的に決していいことではないと理解しているはずなのに、
嫉妬という感情に負けて、ついついやってしまっている人が多いと思います。
そもそも、「あ、嫉妬してるんだ」と自分自分で気付けない人も多いと思います。
ただ、嫉妬心はなんの生産性もなく、それだけでは無駄な感情だと思います。
嫉妬心を悔しさに変換して、どうやってたらもっとうまくいくのか、もっと成長できるかという自分のやるべきことに目を向けて、
人生を豊かにしていきたいものです。
嫉妬はするけど、何もしない、努力しない人は、一生嫉妬の感情の中で、もがくことになります。
ということで、最後まで読んでいただきありがとうございました(*’ω’*)