部下をどのように注意したらいいかわかりません。効果的な指摘の仕方があれば教えて下さい
指摘の仕方1つで、人間関係が崩れたりします。今回は正しい手順をお話したいと思います。
職場では、主に上司から部下へ、注意をしたり、指摘をしたりすることが多かれ少なかれあります。
その際に、正しく指摘をしないと部下と関係性が壊れてしまうことさえあります。
- あの言い方はない
- なんで私だけに対して言うのか
- 受け入れられない
という感情を抱かれてしまうこともあります。
それくらい「言葉」って鋭い武器なんですね。
相手を指摘するときに大切なことは、根本にある気持ちの部分です。
そんなつもりで言ったんじゃないと思われてしまう前に、今回の記事をよんでいただき、是非正しい指摘の手順を実践していただければと思います。
では、いきます。
相手と2人きりの場所で指摘する
指摘するときの手順1は、
指摘をするときは、必ず1対1で行うこと
これは、絶対条件ですね。
絶対人前でメンツをつぶすようなことはしてはいけません。
これ、自分が指摘される側になるとすごく理解できると思います。
何かミスをしたり、不適切なことをしていたとしたら、その場ではなく、
必ず呼び出したりして、1対1の場所で話をしましょう。
ほめ言葉で前置きをする
指摘する時の手順2
誉め言葉で前置きをすること
何かを伝える時に、最初の数秒間でその印象が決まってしまいます。
何かを指摘する時に、相手が少しでも受け入れやすい環境を作るため、誉め言葉で前置きをつくることが大切です。
「これどうなってるの?こんなことしてたらお客様に迷惑が掛かってしまいます」
と、いきなり指摘に入るのではなく、
「あなたの仕事ぶりはいつも感心してます。ただ、今回気を付けてもらいたいことがあってね」
という感じです。
- いつもよくやってくれてありがとう。そこで、もう少し〇〇してくれると・・・
- この前は手伝ってくれて助かったよ。ただ今回ちょっと気になったんだけど・・・
というように、指摘されることは、どんな形であっても相手にとって気持ちのいいことではないんですが、
誉め言葉で前置きをすることで、日ごろの感謝の気持ちを伝えることができます。
気持ちがないのに言うのは、どうかと思いますが、たとえテクニックとして使ったとしても、有効な手順です。
人ではなく行動を指摘する
指摘する時の手順3
人ではなく、行動に対して指摘する
ほめる時にも同じことが言えるのですが、指摘する時もほめる時も、その行動に対して行うことが大切です。
具体的にどういうことかというと、指摘する際に
「あなたには本当に頭を悩まされます」
というのが、人格を指摘することになり、
「あなたの成績は、とても評価できるものではない」
というのが行動に対して指摘することです。ちょっとわかりにくいですかね。
「君はだめだな」
というのではなく、
「あの仕事ぶりは、とても考え抜いたものとは言えないよ」
というような感じです。
指摘をする前に、人格否定になっていないか、一度頭の中でチェックをかけましょう。
正しい方法を伝える
指摘をするときの手順4は
正しい方法を教える
ここまでしてあげないと、あまりに不親切です。
私も過去経験あるのですが、
何かを指摘された後に、
「で、どうすればよかったんでしょうか?」と聞いたら、
「それは自分で考えて」って言ってくる上司。
これね、私は職務怠慢だと思ってるんですが、指摘するなら、正しい方法を伝えるところまでがセットです。
でないとあまりに不親切で、無責任だと思います。
- 「それ私に聞くこと?」
- 「ちゃんとマニュアルみて」
っていうような返答をしてくる上司先輩はね、もう病んでますね。
まぁ、これについては深い話はしませんが、やはり正しいやり方を教えてあげないと、指摘された相手は納得いかないですよね。
指摘は1回に留め、手短に
指摘する時の手順5は、
指摘は1回で、手短に
誰でもされた経験あると思うんですが、
ネチネチダラダラずっと指摘されたこと。
もしかしたら私もしてるかも、、、、と思うとぞっとしますが、
指摘される相手からしたら、「1回言えばわかるわ!」っていうようなこと多いですよね。
何回言っても同じミスをする部下もいたりしますが、かといって、ネチネチダラダラ指摘をしても、効果はありません。
指摘をする際は、手短に1回で伝えて、
相手に理解できたかどうか、承認を得て、終わりにしましょう。
まとめ:最後は友好的に
ということで、以上が指摘をするときの手順についてでした。
- 指摘をするときは必ず1対1で
- 誉め言葉で前置きをし
- 人格ではなく行動を指摘する
- その後正しい方法を教え
- 指摘は1回にとどめ手短に
という流れですね。
やはり指摘をしたり、注意をしたりする時っていうのは、感情的になりやすいです。
ですので、上司先輩と呼ばれる人は、その感情を一旦収めて、建設的に指摘を行わないといけません。
そして、指摘後は、その件は終わったこととし、指摘した相手と、
前を向いて進んでいこうというような気持ちを表して、友好的な人間関係を築いていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます(*’ω’*)