今回は多くの人が悩んでいるであろう、対人関係についてお話します。
その対人関係で、損して生きている人と、得して生きている人の考え方の違いについてお話しします。
そしてそのヒントになるのが、アドラー心理学です。
アドラー心理学を分かりやすく伝えてくれている著書「嫌われる勇気」は大ヒットしました。
大ヒットした理由には、やはり対人関係に悩んでいる人が多かったからだと思います。
この記事では、対人関係に悩む人に有益な記事となります。アドラー心理学を使って対人関係において、得する生き方をお話していきます。
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他人軸を生きている
現代人の多くが嫌われないことを第一優先にしている傾向があります。
職場や友人関係、またSNSなどのネット上コミュニケーションにおいても、人から嫌われたくない、認められたいという欲求は大なり小なりあると思います。
それゆえに、潜在的に欲している「嫌われる勇気」という本が大ベストセラーになったとも言えます。
『損して生きている人』の例を挙げます
- 同調圧力に対してすぐ屈してしまい本当はやりたくなくても付き合ってしまう
- いつも誰かと群れて、嫌われないことに気を使っている
- SNSのいいねの数があると落ち着く
- 1人で行動することができない
このような行動は、「本当の自分にありたい」と思いながらも、本当の自分を出すと嫌われてしまう、味方がいないと不安で仕方ない恐れがあり、自分を繕う行為です。
これをしてしまうことで、
本心を抑え込んだ薄っぺらなコミュニケーションを終始することになります
アドラー心理学では、これを「他人の人生を生きる」と言います。
本当の自分をおさえて、周りと合わせて、自分の本当の意見は言わず、仮面を被っているうちに、いつの間にかその仮面を外せなくなって、
結局自分は何をしたいのか分からなくなります。
これは、反抗や逆襲的行為にも言えます。
とにかく相手を負かせてやろうとか、困らせてやろうとかそんなことばかりを考えているうちに、結局他人の人生を生きることとなり、
自分は何がしたいのか、どんな自己実現をしたいのかが全く分からなくなり、人生そのものが他人軸で生きることとなります。
これは本当に恐ろしいですし、そのような人生を生きている人を私はよく目にします。
そしてそのような人は今更自分を変える勇気も、パワーも持てなくなっていることが多いです。
そのような人は、「思っていること」と「やっていること」が一致せず、とてもストレスをためます。
場合によっては、「なんのために生きてるのか」「自分の存在意義はなんなのか」と超哲学的なところまで考えが及び、損をする人生まっしぐらです。
この考えに陥る根本は、「嫌われたくない」とか「誰かに認められたい」という思考です。そもそも「嫌われたくない」とか「誰かに認められたい」という感情は他人軸です。
自分を繕うことで被る「損」は、甚大です。
相手を自分を満たす道具として使っている
自己肯定感は幸福に大きく影響します。自己肯定感が低いと不幸感が増します。
自分をおさえて他人に合わせるという行為は、自分を繕って相手にいいように見られようとすることです。
これって相手をどのように扱っているか考えたことがありますか?
アドラーから言わせると、これは相手を自分の欲望(認められたい)を得るための道具としてしか見ていないって言うんですね。
つまり、相手をリスペクトしていない行為なのです。相手に合わせているのに、それは相手をリスペクトしていないということです。
本当の自分で向き合うことをしていないということは、とても失礼なことなのです。
言いたいことを言えばいい
相手に合わせることは、損だと、これまでネガティブなことを言いましたが、実は「誰にでもあること」です。
ただ、対人関係の摩擦を起こさないように生きる事は損です。これは言えます。
では、得をして生きている人って言うのはどんな人でしょうか?
少し考えてみて下さい。
『対人関係の摩擦なんて関係ない生き方をしている人が自分の回りにいませんか?』
- 一匹オオカミでも全然気にせず、自分のやりたいことをやっている人。
- 自分の信念を軸に仕事をしている人。
きっと身の回りにいます。
このような人はとても慕われます。人が集まります。
なぜなら、どんな人が来ようが、自分軸で生きているため、愚痴を言ったり、相手に合わせて態度を変えたりしないからです。
私が一緒に働くスタッフにもこのような人がいます。そして、そのような人には、人が集まり慕われます。
本当の自分を出しても、一定の人には必ず慕われます。反面、全員に好かれるようなこともありません。
自分を繕わず、自分がやりたいことをやっていくとあなたを応援したくなる人に出会います。
言いたいことを言えると得をするということはこのことです。
そのような人が得ることは、
- ポジティブに反応する人
- ネガティブに反応する人
これがはっきりするということです。
そして、「ネガティブに反応する人」は視野の外において気にしないようにと決めて下さい。そのようにすればいいのです。
あなたがどんな意見を言おうが、一定数のアンチが存在することを容認して下さい。
まとめ:摩擦が起きると磨きがかかると思うこと
本音でぶつかると、摩擦が起きます。摩擦が起きるということは、影響を与えるということです。
相手に合わせて生きるということは、摩擦の起きない、影響力のない人生です。
摩擦はわるいことではありません。
本音でぶつかれば、磨かれます。分かり合えることもあります。
人の摩擦を避けて生きている人は、身近な人に八つ当たりする傾向にあります。
例えば、職場で本音が言えない人は、家で家族にグチグチ言っている人が多いと言えます。
言いたいこと言えるようになると、身近な人の時間を奪わなくて済みます。
損する生き方になってませんか?
あなたが本音で生きれば必ず応援してくれる人が出てきます。八方美人の人は信用できません。
他人の人生ではなく、あなたの人生を生きて下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございます(*’ω’*)